上土商店街にある古着屋のJOUJOUKA。
夫婦で営むお店。
二人が1か月をかけて選び抜いて買い付けてきた服や雑貨達は
どれも素敵でファンも多い。
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“本音を言えばゴミ拾いをしたくありません。でも悲しいかな、
目の前にゴミが落ちていると拾ってしまう、そんな仲間です”
月に一度、第三日曜日は街にクリーン・ピースが出現する。
有志で集まった仲間たちがワイワイと街を歩く。
その手には大きなゴミ袋とトング。
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“燦々ぬまづ推進委員会”というものがある。
沼津の魅力を広く市内外にPRするための団体だ。
広告媒体を活用した市のイベントや観光施設のPR,にぎわいづくりや話題づくりにより沼津市の知名度の向上に貢献した人や団体の顕彰(燦々ぬまづ大賞)、キャンペーンやイベントにおける物産や観光施設のPRなどを実施している。
そしてぬまづ燦々レディーや燦々ぬまづ大賞の選考もその一つ。
海・山・川の豊かな自然に恵まれた沼津は、見どころ・食べどころ・遊びどころがいっぱいの沼津。
“燦々ぬまづ推進委員会”では、そんな沼津の魅力をより多くの人ににアピールするために「燦々ぬまづ」キャンペーンを展開し、
様々なイベント等を行っている。
その一つ、ぬまづ燦々レディーはこの燦々ぬまづキャンペーンのイメージリーダーとして、
各種イベントや観光キャラバンなどでPR業務を行うため昭和63年から始まった。
【2014年の記事です。現在は記事のサービスを施設で提供しておりません】
沼津駅から海沿いを走り西伊豆へ車を走らせると“淡島”という小さな島を見つける事が出来る。
淡島にはホテルや水族館があるが住所がない。
そう淡島は沼津にある無人島なのだ。
沼津アルプスのふもとにはみかん農家が広がる。
その中の一つ森幸農園。
お気に入りの場所は農園の上の方から見える海。
“本当すごい良い眺めなのよ”
と連れて行ってくれた。
“自分っぽく作ってみたい。わたしちょっとふざけてるの”
レシピがなく同じものは作らない。
こんな感じって融液などもブレンドしていくから同じものは二度できない。
それに寒いときはやらないし、やりたくない時はやらない。
そんなLot.nにも並ぶ“クラフトA”の浜崎亜津子さんの作品は
どれも思わず手に取ってみたくなる。
形が綺麗な作品にも色が美しい作品にも
いびつな形(こういうと語弊があるのかもしれないが)にも愛着が湧く。
たとえば、箸置きはお皿を作っている途中に割れた破片をみて、
手の込んだお皿だし、何かにならないかな?じゃあ足をつけて箸置きにしてみようか!
とひらめいて出来上がった。
そもそも浜崎さんが陶芸作品を作り出したのは15年前。
小さいころからものを作るのが好きだった。
土物の食器も好きで作家ものを買いたかったが高かったので自分で作ることにした。
陶芸サークルに通いろくろの使い方を習得。
そのあとは独学で作品を作るようになった。
“サークルに行った時も手びねりはせずに、ろくろから。
私はろくろを習いに来たんだからろくろを教えて~って先生のおじさんを困らせましたね(笑)”
自宅を改造して窯を作り。
子どもも小さかったので最初は昼は働きながら、子どもを寝かしつけた夜や休みの日を利用して制作活動。
2年目くらいから陶芸ブームと独自のセンスは評判を呼び、下田の街で作品を売るようになった。
もっとも一番の理由は“物を作るだけだとたまってきちゃうし、お金もかかる”ということのようだが
そこには“自分の力でやりたい”という強い気持ちが見えた。
そして子どもが成人したのをきっかけに
陶芸活動だけでやっていこうと決心。
老後を考えて、自分の作れる間は作ろうと。
作品に対してのこだわりはあんまりないそう。
今日は土っぽいものを作りたいな~とか今日は磁器。
漫画チックなのもいいな。
と気分次第で作品が出来上がっていく。
それが珍しく、バラエティ豊かな作品をたくさん作ってくれる。
TVで見たものとか、色の組み合わせなどがヒントになり
見たもの触れたものにインスピレーションを受け
そのままダイレクトに作品に表れてくる。
興味を持ったものや、いいなと思ったものにアレンジを加えて“自分っぽく”創りだしていく。
お皿を作る前も、作った後も、最中も常に刺激を受け作品を創りだしていく。
レシピがない創作活動は窯を開けた時がっかりする時もある。
でも浜崎さんは言う。
“決まりがないから、奥が深くておもしろい”
すべてが手作りですべてが違うから、
その浜崎さんのものづくりへの心意気と遊び心がふんだんに詰まった作品は
こっちまで面白い気分にさせてくれる。
≪クラフトA≫
下田市四丁目6-4
TEL:0558-22-2605
【2014年の記事です。現在は記事のサービスを施設で提供しておりません】
沼津インターチェンジから約15分の富士山のふもと、長泉には
アートと自然が融合した場所がある。
そこはこどもから大人まで楽しむことが出来る。
クレマチスガーデンとを併設するヴァンジ彫刻庭園美術館、杉本博司が内装設計を手掛けたIS PHOTO MUSEUM、
そして去年リニューアルオープンをしたベルナール・ビュフェ美術館・ビュフェこども美術館、井上靖文学館
から構成されるクレマチスの丘。
さらに地元の野菜や魚を中心に,素材の味わいを楽しめる洗練されたイタリア料理のリストランテ プリマヴェーラ、会席からお茶まで楽しめる日本料理テッセン、
明るく開放的なオープンテラスを持つチャオチャオ、そして2013年にオープンしたツリーハウスもある。
ミュージアムショップやガーデニングショップもあり、
ショッピングも充実しているクレマチスの丘。
一日いても飽きない。
楽しみ方は幾通りもある。
どうしても美術館というと
知識がないと、、、と敷居が高く感じてしまう場合もあるかもしれない。
広報の土屋さんにクレマチスの丘を案内してもらっている時に
こんなことをおっしゃっていたことを思い出した。
“わからなくていい。自分が観て、感じてそれを持ち帰ってほしいです。
これ好きだな、とかこれ嫌いだなとか、何でもいいんです。
アートがわからなくても、お庭で珍しい花を見つけた!とかでも。
クレマチスの丘のガーデナーさんの作業も面白いし、質問したら丁寧に答えてくれますよ”
ベルナール・ビュフェ美術館の壁にも
そのようなことが書いてあった。
“感じる”こと“楽しむこと”を
純粋に受け入れることができる環境。
季節によって表情を変えるクレマチスの丘の楽しみ方。
冬はツーンと澄んだ空気を肌で感じながら、
太陽の暖かさを感じながらの庭園のお散歩。
春は待ってましたと言わんばかりに
花や新緑が目を楽しませてくれる。
夏には強い日差しの中で木陰が心地よい風を教えてくれるし、
秋には深くなりゆく植物たちと木の実など秋の実りを発見出来る。
常設の作品も季節によって
環境によって感じ方が変わるし、
企画展によってずいぶん雰囲気も変わる。
ヴァンジ彫刻庭園美術館は外にある作品はすべて触ることができ、
素材の手触り、温度など体でも感じることができる。
室内も広々としており、360度いろんな角度から見ることもできる。
また下の写真はこの美術館だけのために造られたもの。
ヴァンジがこの空間を気に入って作ったそう。
入館の時に配られる「目でみて心でかんがえるヴァンジ彫刻庭園美術館」という冊子では
子供たちも分かるように、そして解説も順路もなく自由に楽しめる美術館をより感じられるように作られている。
そこには美術館の過ごし方も。
当たり前だけど、大きな声を出してはいけないとか、とっても貴重なものだから大切に扱うとか
そういうことを小さいころから感じられる環境というのは本当に良い。
ビュッフェこども美術館も木の優しいおもちゃたちが
子供たちの発想力を刺激する。
クレマチスの丘はまさに、
大人は知識などに関係なく、子供のように純粋にアートを楽しみ、
子供は社会の大切なことを学びながら、感性を身に付けていく
そんな場所だ。
美術を楽しむことも
ガーデンを楽しむことも
ショップを楽しむことも
食事を楽しむこともできるクレマチスの丘は何度来ても
違った顔を見せてくれる。
そんなときに役にたつのが“年間パスポート”
すべての美術館とガーデンに入ることができ、
ポイントもたまる。
さらには同伴者は無料、3人目からも200円引きとなる。
とってもお得なパスポートだ。
これがあれば今日天気がいいな~とか
少し時間があるのでお茶しようとかいろいろな使い方ができる。
ミュージアムショップも充実のラインナップで
玩具や絵本や子育て本も多いのでプレゼントにもぴったりだ。
実は長泉町はクレマチスの苗のシェアが全国でも有数。
現在はそのクレマチスがガーデンに綺麗に咲いている。
一年を通じて庭園という‘アート’も楽しめる。
≪クレマチスの丘≫
静岡県長泉町東野クレマチスの丘(スルガ平)347-1
TEL:055-989-8787
http://www.clematis-no-oka.co.jp/main.php
【2014年の記事です。】
内浦漁港を目の前に立つとさわや旅館。
夏休みや春休みには多くの大学生でにぎわう場所だ。
20人~30人泊まれるとさわや旅館は
民宿よりもちょっと大きく旅館よりもアットホーム。
大学のサークルで1棟貸しをすることも良くあるそう。
どこか懐かしさ漂う客室は
漁師町の親戚の家に来たような感覚になる。
畳が敷かれ、ちょっとした鏡台。
アルミサッシの窓から見える港。
決して派手さはないが“素のまま”が安心感を与える。
大浴場は貸切。
波の音を気の知れた仲間や、家族とゆっくりお風呂につかるのは至福の時だろう。
今回お話しを伺った太田幸一さんの祖父が始めた旅館。
隣には大衆食堂もあり、食堂だけの利用も可能。
宿泊客の中には夜ご飯を食堂でアラカルトで頼む人もいるそう。
メニューには、うつぼなど地域ならではのものある。
店の前には生簀があり、食べるぎりぎりまで活きの良さを保っている。
“こだわりは生きたアジを使うこと。同級生に漁師の先輩や後輩もたくさんいますし、港も目の前なんでうちの料理はこじゃれたものではなくて「漁師めし」って感じですね”
材料もほとんどのものを地元で調達。旬のものを新鮮に味わえるように努力している。
地元の人にも利用してもらいたいと旅館を始めたころから食堂はあったそう。
“実はおじいさんはアイスクリームやをやったりお米屋をやったりチャレンジ精神旺盛な人。
最終的にこの形にたどり着いたそうです”
その想いをお父さん、息子へと。
幸一さんは湯河原で調理の修行をし戻ってきた。
そして今は弟の祐司さんに教えながら兄弟で経営、家族みんなで切り盛りしているそう。
長年続く旅館だからこそ、思い出も残る。
毎年サークルで使ってくれる学生さんたちで顔見知りになったり、
何年か越しで来てくれたりするお客さんもいるそう。
自慢の漁師飯とアットホームな客室。
決して新しいわけではないが、無機質ではない
“あったかさ”がある場所で、自分だけの田舎をつくってみるのも良いだろう。
≪とさわや旅館≫
沼津市内浦三津 88-15
TEL:055-943-2002
http://www.izunumazu-tosawaya.jp/index.html
●海の幸プラン~お料理グレードアップ!豪華海の幸に舌鼓!お一人様1匹の伊勢海老付
11,550円/人 【2人利用お部屋】和室8~10畳/バス・トイレ無
12,600円/人【2人利用お部屋】和室12畳(海側)/バス・トイレ付
●素泊まりプラン~自由気ままな海旅満喫お得な素泊まりプラン。
4,200円/人 【2人利用お部屋】和室8~10畳/バス・トイレ無
5,250円/人【2人利用お部屋】和室12畳(海側)/バス・トイレ付
写真:川上千絵
【2014年の記事です。】
富士山と駿河湾を横目に車を走らす。
沼津の街から30分ほど走ると、のどかな漁村風景が広がる。
昼時この景色を見ていると無性においしい魚が食べたくなる。
淡島のちょうど真ん前にある磯料理屋“磯料理伊豆海”に入ってみた。
40年以上続くこのお店。
今は2代目のお父さんと一緒に
3代目の伊海正利さんがお店を仕切っている。
車で三津浜は約5分、内浦漁港は約10分という新鮮な魚が手に入る好立地。
看板メニューのおまかせ丼はその日に仕入れた魚によって変わる。
金目鯛の煮つけも人気だ。
7年前から通っている地元三島のお客さんは毎回金目鯛の煮つけを食べるそう。
アジの養殖をしている内浦漁港から仕入れたアジのたたき定食はアジの新鮮さが伝わる。
立地条件から、釣りやダイビングに来た人、観光客も多く来るとのこと。
“ダイバーさんはよくいらっしゃいますよ。刺身定食の上を食べてきますね”
刺身定食並みでこのボリューム。上を食べていくのも分かる。
定食につくあら汁も魚がしっかりと入っていて食べごたえがある。
カニ汁も人気だそう。
この他、山かけ丼や生シラスなどその時旬の海の幸をシンプルに味わえる品が並ぶ。
守り続けられた料理はもちろん時々新メニューを増やしたりもしているそう。
“海がきれいで自然が多い。そこがいいところですね”
小さい時からこの地で生まれ育った正利さん。
口数が多い方ではない正利さんらしいシンプルな答えには
シンプルに海の幸を楽しむことが出来る“伊豆海”そのものに感じた。
4~6人が座れる座敷席とテーブル席はファミリーにも向いている。
落ち着いた雰囲気と、家庭的なアットホームな雰囲気が心地よい。
猟師町に来た感じを味わうことが出来る店内だ。
家族総出で店を切り盛りする姿、ひとなつっこい娘さんもかわいい。
美味しい旬の魚をしっかりと味わえる場所、
そしてどこか懐かしい場所は地元の人にもダイバーや釣り人にも愛される場所だ。
≪磯料理伊豆海≫
沼津市内浦重寺18
TEL:055-943-2020
●営業時間
[月~金]
11:00~14:30
17:00~19:00
[土・日・祝]
11:00~18:00
●定休日:月曜の夜、火曜日(祝日の場合営業)
沼津港と反対側にある我入道、そして上土をつなぐ連絡船として明治時代に生まれた。
“昔は我入道から反対側まで泳いで行って、帰りは船に乗ったり、
街の方に材木屋があって、木の皮をはがしに行くのによくこの船に乗ってたんだよ”
と船頭歴17年の川口さんが言っていた。
昭和43年に港大橋が出来てからは客足が減りついに昭和46年廃止となった。
それから26年の時を経て平成9年に観光用に復活した。
それから17年続く“我入道の渡し”
今ではあゆみ橋までの運行もしている。
そして冬季は運行をお休みしている。
今シーズンの我入道の渡し船は3月22日(金)から始まった。
この、渡し船の就航を祝い、1年の安全と盛況を願うセレモニーが開催された。
”1年間しっかりと運行できるように今年もよろしくお願いいたします”
市から業務を任されている我入道漁協会長からの挨拶。
そして市長からの挨拶。
それだけ期待されている我入道の渡し。
ある時期から川と街は遠くなり、
泳いでいる人はいなくなった。
“小学生になったらよく先輩に川に突き落とされてさ、もう泳ぐしかなかったんだよ。
先輩怖かったな~(笑)
でもこの辺は川でものを運搬していたから、誰かしらいてね。
あと、釣りもしたな~”
まるでセーヌ川のように川は暮らしの一部であり愛着のある場所だったことがよくわかる。
思い出を話す船頭の川口さんや鈴木さんの顔には笑顔がこぼれる。
“乗ってきなよ、気持ちいいぞ。
街はいつの間にか高い建物ができたけど川は今も昔も変わんねえな、ほらあそこのでっぱりは台風が来たらなくなる”
確かに変わりゆく街。でも変わらないであろう景色、そして昔ながらの船はタイムスリップをさせてくれる。
子ども達のおみこし、掛け声。
我入道漁協の自慢のたちうおの春巻きなどの販売も。
最後には餅なげも行われた。
今回特別に先着で乗船券と干物などの記念品が配られた。
参加者はみな笑顔で降りてきた。
“川から見る景色は素晴らしかった。普段見ることない水面からの景色、
箱根や南アルプスなどの山々、富士山、本当に素晴らしいですね”
お孫さんと毎回乗船する方も来ていた。
黄色い旗をふり船をとめる(沼津港・我入道乗り場)のも面白い。
大人も子どもも楽しめる“我入道の渡し”
街と港を移動するのに利用してみるのも面白い。
ゆっくりと川の空気を味わってほしい。
≪我入道の渡し≫
【乗り場】
我入道のりば:沼津市我入道東町地先
沼津港のりば:沼津市蓼原町地先
あゆみ橋のりば:沼津市大手町4丁目地先
【料金】中学生以上100円、小学生50円
【お問い合わせ】
沼津我入道漁業協同組合 TEL:055-931-1395
NPO法人 沼津観光協会 TEL:055-964-1300
観光交流課 TEL:055-934-4746
http://www.city.numazu.shizuoka.jp/kankou/sisetu/ganyudo/index.htm
就航予定表はこちら→http://www.city.numazu.shizuoka.jp/kankou/sisetu/ganyudo/img/2014haru.pdf