カテゴリー別アーカイブ: Lot.n

遊び心を詰め込んだ陶芸作品~クラフトA~

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“自分っぽく作ってみたい。わたしちょっとふざけてるの”

レシピがなく同じものは作らない。
こんな感じって融液などもブレンドしていくから同じものは二度できない。
それに寒いときはやらないし、やりたくない時はやらない。

そんなLot.nにも並ぶ“クラフトA”の浜崎亜津子さんの作品は
どれも思わず手に取ってみたくなる。

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形が綺麗な作品にも色が美しい作品にも
いびつな形(こういうと語弊があるのかもしれないが)にも愛着が湧く。

たとえば、箸置きはお皿を作っている途中に割れた破片をみて、
手の込んだお皿だし、何かにならないかな?じゃあ足をつけて箸置きにしてみようか!
とひらめいて出来上がった。

そもそも浜崎さんが陶芸作品を作り出したのは15年前。
小さいころからものを作るのが好きだった。
土物の食器も好きで作家ものを買いたかったが高かったので自分で作ることにした。

陶芸サークルに通いろくろの使い方を習得。
そのあとは独学で作品を作るようになった。

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“サークルに行った時も手びねりはせずに、ろくろから。
私はろくろを習いに来たんだからろくろを教えて~って先生のおじさんを困らせましたね(笑)”

自宅を改造して窯を作り。
子どもも小さかったので最初は昼は働きながら、子どもを寝かしつけた夜や休みの日を利用して制作活動。
2年目くらいから陶芸ブームと独自のセンスは評判を呼び、下田の街で作品を売るようになった。
もっとも一番の理由は“物を作るだけだとたまってきちゃうし、お金もかかる”ということのようだが
そこには“自分の力でやりたい”という強い気持ちが見えた。

そして子どもが成人したのをきっかけに
陶芸活動だけでやっていこうと決心。
老後を考えて、自分の作れる間は作ろうと。

作品に対してのこだわりはあんまりないそう。
今日は土っぽいものを作りたいな~とか今日は磁器。
漫画チックなのもいいな。
と気分次第で作品が出来上がっていく。

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それが珍しく、バラエティ豊かな作品をたくさん作ってくれる。
TVで見たものとか、色の組み合わせなどがヒントになり
見たもの触れたものにインスピレーションを受け
そのままダイレクトに作品に表れてくる。

興味を持ったものや、いいなと思ったものにアレンジを加えて“自分っぽく”創りだしていく。

お皿を作る前も、作った後も、最中も常に刺激を受け作品を創りだしていく。
レシピがない創作活動は窯を開けた時がっかりする時もある。
でも浜崎さんは言う。

“決まりがないから、奥が深くておもしろい”

すべてが手作りですべてが違うから、
その浜崎さんのものづくりへの心意気と遊び心がふんだんに詰まった作品は
こっちまで面白い気分にさせてくれる。

≪クラフトA≫
下田市四丁目6-4
TEL:0558-22-2605

ひるさがりのBBQ ~かのがわ 風のテラス~

上土商店街近くの狩野川河川敷、通称“風のテラス”で行えるBBQは休日は込み合う日が多い。

最近は、平日も多く使われるようになってきた。
仕事帰りの会社員のグループ、
昼間は主婦のグループもバーベキューも行う。

本日は6名のお母さんと0~3歳のお子さんのグループがBBQを行っていた。

11時にLot.nに集合し受付後、川へ向かってすぐにBBQが始まった。

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機材、手洗い用の水など全て揃っているので準備がないのが便利だ。
食材はみなさんご自宅で分担しカットしてきたそうだ。

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普段はお店でランチや、公園にお弁当を持って集まるそうだ。
ママ友だけのBBQは初めてとのこと。

女性とお子さんだけのBBQは大変でしたか?
と質問してみた。
「普段のBBQにくらべると、旦那にビールを注いだり取り分けたりしなくて楽でした」
「BBQは火起こしまで主人が活躍していたけど、ここは炭に火まで付けてくれるので主人がいなくてもとても気軽にできました」

そんな声が返ってきた。

確かに男性が活躍するのは、準備までなのかもしれない・・・
片付けも簡単に済むのでアウトドアに慣れていない女性だけでも楽しめたようだ。

また、机の高さが高くなっていてお子さんがいたずらをしないのも助かったようだ。

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ちょっと困ったのが、河川敷が広く子供が遠くに行ってしまうこと。
お子さんは川を見ながらいきいきと走る。

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そんな川辺のお昼時をゆっくりとみんさん過ごしていた。
14時に終了し、保育園のお迎えに行くお母さんもいた。

バーベキューというと休みの日の特別な行事となりがちだが、沼津では日常でさりげなく出来るのが嬉しい。

この風のテラスの使い方は様々。

イベントの他にも、生活の一部に取り入れるとまた沼津時間が楽しくなるはずだ。

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【風のテラス BBQ】
ロットン
http://lotn.jp/bbq/
TEL 055-919-1060

定休日 月曜日(祝日の場合は翌日)
利用時間は、昼と夜の二部制
昼の部 11:00~14:00
夜の部 15:30~20:00

【利用料金】
1テーブル 6名様まで
昼の部(11:00~14:00) 6,000円(税込)
夜の部(15:30~20:00) 7,000円(税込)

 追加料金
 6名以上の場合、テーブルを追加か、追加料金にて利用が可能。
 ・大人1名 1,000円(高校生以上)
 ・子供1名 500円(中学生以下)
 ・未就学児 無料

蔵に住み着いた酵母菌が創り出す生きた調味料~天野醤油~

御殿場の富士山のふもとにある小さな醤油工場。
それが天野醤油。
静岡県東部の学校給食にも採用されている天野醤油は
品質、味ともに細部までこだわっており、地元の人たちに愛されている。

3代目天野栄太郎さんに天野醤油について伺った。

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昭和12年、祖父福太郎さんが三島で醤油作りの修行をした後
御殿場で蔵を構えたのが天野醤油の始まりだった。
何にもないゼロからのスタート。
だが、富士山の湧水がそこにはあった。

その後、お父さんの泉太郎さんの代に変わり、醤油を使う人から要望のあった無添加の醤油をつくることを始めた。
その時、蔵には醤油の味を豊かにする自然の菌が住み着いていた。

今では静岡県東部の学校給食に“本丸亭”が使われている。
安全で安心して使えるお醤油を作るために受け継がれてきた伝統は今、じっくりと時間と愛情をかけて
天然醸造という形で丁寧に守られている。

工場のを見せてもらうと
想像していた以上に限られたスペースで全工程が行われていた。

この場所に大分の一等の大豆、北海道の麦、鳴門の塩、そして富士山の水。
選び抜かれた素材が運び込まれる。

大きな機械で大豆が蒸されている横では小麦が炒られていた。

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そしてその奥には小さな扉。

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そこでは3日間かけて大豆が麹へ。
メガネやレンズが一瞬で曇ってしまうほどの室内は一定の温度と湿度で保たれている。

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その後、麹と食塩水を混ぜ合わせ発酵熟成させる。
そして天野醤油の味を決めるのが蔵に住み着いている菌、
黒ずんでいるところにいるそう。
運命とでもいうのだろうか、伝統を守り真剣に作る醤油の蔵にはおいしくしてくれる菌が住み着いて離れない。

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こうして発酵熟成されたもろみを布に包んで絞る。
ゆっくりとじっくりと絞り出される“なましょうゆ”

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そして火入れをして、色、味、香りを整える。
さらに品質検査をし味だけでなく安全も。

出来上がったばかりの醤油を口にしたときに“んっ?”と思った。
ちょっと“抵抗感”を感じた。
この“抵抗感”は生きた醤油だからだ。
それはすぐにおいしさに変わる。
発酵食品の大切な要素を体に運んでくれる。

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そして、工場長の天野幸吉さんが大学を卒業後日本一の醤油を作りたいと
始めたのが山口県発祥の“甘露醤油”
これはもろみを作る際の食塩水を生醤油で行うことによって塩分が控えられると同時に深みのある味になる。
2年以上の歳月と2倍の原料を使用した、醤油の中の最高級品。
2000年度には農林水産大臣賞を受賞。全国の甘露醤油の基準にもなっている。

“今の大きさのままこの場所で醤油を作り続けていくこと”
そう栄太郎さんは言う。

住み着いた酵母菌は宝だ。
醤油は調味料だからと侮ってはいけない。
生きている醤油は素材をさらに活かしてくれる。
そして体も活かしてくれる。

愛情と歴史が作り出す醤油が食卓を支えてくれる。

≪天野醤油≫
御殿場市御殿場139-1
TEL: 0550-82-0518
http://www.gotemba.or.jp/i/amano/

ぬくもりをつくる~クリエート太陽~

愛鷹山の麓にクリエート太陽という場所がある。

障がいを持つ方たちが働く喜びを感じ、働く意欲を持ち、労働習慣を身につけて
生き生きと充実した地域生活が送れるよう支援する場所だ。

今ここでは20歳から58歳まで幅広い年齢の方が、
知的障がいや就労が難しくなってしまった方など様々な理由でここに通っている。

施設の中に入ると、木のいい香りが広がる。
檜の香はなんとも心地よく、自然のアロマだ。
ここでは愛鷹山などで伐採された木を使用してプロダクトを制作している。
実際に利用者と一緒に間伐材をもらいに行く。

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その木を乾かして使えるようになるまでは1年半~2年半かかる。
また、市内の建材会社さんから廃材を譲り受けている。

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これらを加工し椅子やテーブル、マグネットからブランコまで色々なものを作る。

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ロットンでも販売しているこの椅子は組み立てるところから仕上げるところまで約2週間かかるそう。

木を加工する作業はいろいろな工程がある。
木を切る補助、ひたすら磨く、小さな穴をあける、形にあわせて切る。
一人ひとりの力量によって作業を決めていき、
皆の力を合わせて完成させる。

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長年勤めるとより高度な技も出来てくる。

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壁にあるのは本人たちの目標。
日常のことだったり、就職のことだったり。
そうした中で、作業を通して“働く”ことだったり“生活”することを学んでいく。

“私たちがやっていることはかっこいいものを作りだすのではなく、
木のぬくもりを大切に、時間をもってどれだけ関われるかなんです”
そう答えるのは施設長榊原さん。

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実際に丁寧にゆっくりと時間をかけて何度も何度も
職員と利用者とで確かめながら作りあげていく。

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単純作業かもしれない。
ある人にとっては単純は同じことを繰り返すだけかもしれない。

けれど、彼らは同じ作業に同じだけ、同じ丁寧な気持ちで臨める。
その特技と時間が木にぬくもりを与える。

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時間をかけただけ、
彼らの作業、つまり丁寧さが詰まっている。
決して納期が早いわけではないが
その時間も楽しんで、今彼らが育ててくれているプロダクトを心待ちにする時間は
自分自身の時間=生活にもぬくもりを与えてくれるだろう。

そんなぬくもりをロットンでも体感出来る。
クリエート太陽で作られた椅子や雑貨、そしてブランコなどの製品を1月中旬から展示、一部を販売している。

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ぬくもりのある製品を自分の目と手で感じてほしい。

≪クリエート太陽≫
TEL:055-923-7917
http://www.a-taiyou.jp/03_shisetsu/taiyo.htm

つまみ食いから始まったオイルサバディン~かねはち~

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“サバ節の加工工程で他の食べ方ができるんじゃないかと思ったのがオイルサバディンの始まりです”

オイルサバディンを手掛けるかねはちの専務取締役、小松正人さんはその起源を説明してくれる。
サバ節を作る工程を知る社長のつまみ食いからオイルサバディンは始まった。
幼少の頃から工場で燻製して乾燥した出来たてのサバを食べてきた社長、沼津のサバを世に送り出したいという想いが食文化が変わっていく現在、新しいサバの食べ方として商品化したのであった。

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沼津港の水揚げのおおよそ8割を占めるサバ。
そして鮮魚として飲食店や家庭の食卓へと届けられる以外に加工品としてのサバ節がある。
日本一の生産量のサバ節であるが、消費が落ち込み生産量も減っている。
伝統的なサバ節のノウハウを活かし、燻製の途中でオリーブオイルに漬け込んだ。
伝統の技術を活かしながら新しい商品を生み出し、消費者に受け入れられることが小松さんは純粋に嬉しいという。

“かねはちはサバが一番の取扱量でサバのおかげでここまでやってきました。サバディンがここまで受け入れられるというのは本当にありがたいことです”

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前職は自動車関連の会社でプロジェクトマネージャーを務めていたという小松さん。
かねはちに入社したのは今から6~7年前。
それから毎朝のように魚市場に行き、自分の眼で魚を見極めている。
早起きには苦労したが、鮮度が重要となる仲買人の仕事に魅力を感じているという。

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もともと沼津港にあがる鮮魚の仲買を主な業務としているかねはち。
かねはちとしての最初の加工商品がオイルサバディンであった。
そんなオイルサバディンのおすすめの食べ方を小松さんに訊いた。

“個人的にはマヨネーズとあえてサンドイッチにしたり、おにぎりにしたり、シンプルな食べ方が好きですね。癖のあるお酒、辛口の日本酒にも合うのでバーに置いていただいたりもしています”

また、こだわりの物産を置いている都内のセレクトショップでも好評とのこと。
ただのサバ缶ではなく、オイルサーディンでもない。
沼津のサバ節から生まれたそのユニークな商品。
自宅用として、またお土産としても人気の商品だけに是非一度試していただきたい。

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≪有限会社かねはち≫
沼津市蛇松町18-4
TEL:055-952-0001
http://oilsabadines.com/

三島がゴロゴロ詰まったカレー

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三島の特産をふんだんに使用したレトルトカレーがある。
風味が違った三種類、箱根西麓三島野菜のプレミアムカレー、箱根山麓豚の旨辛ポークカレー、三島甘藷のマサラスイートカレー。
地元の食材がごろごろと入った少し贅沢なカレー、レトルトとは思えぬその味わいの深さにただ驚く。

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開発したのは田村商店株式会社。
事業開発プロジェクトチームの滝さんに話を訊いた。

“地元で商売をしてきて、やっぱり地元に恩返しをしたいと思って”

地元のものを使って何か商品化できないかと検討したところ、レトルトカレーの市場の大きさに注目した。
明治20年に雑貨小売業から創業し、スーパーなどの運営をして食と携わっていたとはいえ会社として商品開発は全く初めての経験。
試行錯誤の日々を繰り返した。
まずはレトルトカレーの実食調査、おおよそ100種類のカレーを食べ続けた。

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開発期間は半年、異例のスピードである。

“とにかくやりたいことを商品にしたので、速く商品化できたんだと思います”

開発を通じ、常にあったのは売っていく価値があるものを商品にするということ。
それは黒で統一されたパッケージにも表れている。

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ちょっと大人向けのカレー、いいものが食べたい人向けのカレー、地元のものを使った高級なカレーがコンセプトとしてある。野菜にしろ肉にしろレトルトカレーとしては一線を画する具材の量。
絶対おいしいといえるものを作るという意気込みが全て詰め込まれている。

“いいものを作ろうとするとどうしても価格設定が高くなってしまいます。会社の上の人たちには売れるわけねえって言われていました(笑)”

スーパーに行けば80円で売っているカレーがある現在。
会社の反対を半ば強引に押し切ったかたちの滝さん、そこには絶対に売れるという信念があった。

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味にこだわり続け、試食品ができたときには会社で反対する人はいなかったそうだ。

“品質を落として安いものを作るよりは結果的によかったと思います”

しっかりとしたものを作る、その想いが実を結んだ瞬間である。
地の素材の良さを引き出した商品だからこそまずは地元の人に食べてほしい、滝さんの想いは常に地元と共にある。

三種類のカレーはLot.nでも購入できる。

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新しい土地で生まれる家具~和田家具~

2001年新潟で“家具”の道を学び、
2006年富山へ場所を移し家具作りを続け
今年の1月末に伊豆の地で独立を果たした和田家具の和田大さん。

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もともと神奈川県出身の和田さん。
大学中に、ものづくりができるところと出会った。
大学を卒業後、ずっと好きだったものづくりをするために2001年新潟へ。
そもそも“ものづくり”が好きな理由、

“職業にしていたわけじゃないんだけど、両親がものづくりが好きで。
このニット帽は母が作ってくれたものなんです。
この網、今はネットがないんですが父が作ってくれた網なんです”

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大切そうにご両親がつくってくれたものを見せてくれた。

丁寧につくられた物に囲まれ
日曜大工や手芸など作ることの楽しさを間近で見続けた結果、家具を作ることを職業にした。

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和田家具の家具はとてもきれいに木の木目が出ていたり、気持ちいい木の感触だったり
実は木の廃材を利用して荒々しく力強い作品があったりと様々だ。

こだわりというか、その木に対する想いでいろいろな形に変えていくように感じた。
今後は天城の間伐材も使用していきたいとのこと。

地域の木を使用しながら作っていく家具。
それは3県(出身の神奈川県を入れれば4県)を移住してきた和田さんの想いもある。

ものづくりができることを見つけた新潟。
その新潟で使用していた木材が岐阜や富山だったので、付き合いのあった材木屋さんの手助けもあり富山で工房を開くことにした。
木の近くで制作をするために。
富山に移動してからは材木が手に入りやすくなった。

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そのうち実家の神奈川県の近くに工房を移動しようということになった。
いくつか候補はあったが新潟の時に同僚だった有城 利博さん(ありしろ道具店)の勧めもあり伊豆へ。
昔からの知り合いがいること、協力してくれる材木屋があり工場を持つことができることなどが重なり移住を決めた。

伊豆の真ん中にある工場。
道路から脇道に進んでいくとある。
山に囲まれ、思わず深呼吸したくなる。

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工場の中にはいくつかの工具と材料の気がある。
ピーンと冷たい空気充満している工場には音楽が流れる。
その横にある部屋にはだるまストーブ。
机仕事や休憩をするスペースのようだ。

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こんな気持ちの良いところで生まれた家具たち。

最近ご結婚されたばかりだという和田さん。
奥様は富山県生まれの富山育ち。

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日本海の海と山に囲まれた富山。
少し静岡にも似ているところがあると感じたよう。

木にも柔軟に対応しいろんなインスピレーションを受けてつくられる和田家具。
そんな和田家具は新しい土地で夫婦の新生活とともに成長していく。
進化も楽しみな家具だ。

1月15日(水)までロットンで受注販売と木製雑貨の販売を行っている。
たまに作品がかわるので要チェックだ。

また12月7日(土)8日(日)にはロットンで
和田家具“木で木のかたちをつくろう”が開催される。

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一枚一枚木を選べるのプラス、今回は特別にハンナコテで絵を描くことができる。
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●日時:
12月7日(日)1回目:10:30~2回目:13:00~ 
12月8日(日)1回目:13:00~2回目:17:00~ 
●所要時間:約1時間
●場所:ロットンコミュニティースペース
●定員:各回15名 ※先着順となりますのでご予約をお勧めします。
●参加費:2000円

お申し込みはお電話、店頭、HPで→http://lotn.jp/(希望日のカレンダーにあるタイトルをクリックしてください)

≪和田家具≫
静岡県伊豆市上船原521-1
TEL:0558-87-0470
http://wadakagu.com/index.html

プロフィール
1979 東京生まれ
2001 新潟県糸魚川市にある
     原木家具の”祭り屋木材”に入社
2006 富山県砺波市”わだ家具”として独立
2013 静岡県伊豆市へ工房移転

俺が食いたかったから

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“干物屋だって時代があって、皆さんの食生活は毎年のように変わっていくんです”

干物のインターネット販売を沼津で一番最初に開始した、ぐるめ街道のふなとにお話を伺った。
インターネット販売だけでなく沼津で干物の真空パックを最初に作ったのもふなとである。
沼津ぐるめ街道の入り口に店を構える干物屋、ふなとは昭和47年から干物製造・海産物販売の実績を持つ。この日も川崎から沼津へ仕事に来たという方がお土産として干物を買っていく姿が見られた。
接客を担当するのは代表取締役の渡邉一浩さん。干物に関してわからないことがあれば丁寧に説明してくれる。

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移ろいゆく時代のニーズを察知できるのは対面販売をしているからだと渡邉さんは言う。
ふなとのこだわりは製造工程にある。
量販店のいわゆる開きとは違い、ひとつひとつの工程を丁寧に手作業で行う。
それは生産性をあげるより美味しさを追求した結果である。
さらに温暖な気候と浜風、富士山の湧水という自然の恵みがそこに加わり、ふなとの干物が出来上がる。

“昔からオリジナルな干物をいろいろ作っているんですけど、今でもうちのナンバーワン商品はトロさばです”

トロさばとは脂ののったさばのみを厳選し、干物職人がうす塩天日干しのみで仕上げた商品。
魚全体に脂が良く回っているため、焼くだけでカリカリと香ばしくなる。
トロさば開発のきっかけはなんだったのか、渡邉さんに訊いた。

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“俺が食いたかったから(笑)自分がさばの塩干しを食いたかったからおふくろに頼んだんですよ”

スーパーで扱っているものとは比べ物にならないその出来に驚いたそうだ。
今となってはふなとを代表する商品として全国の飲食店に供給されている。
それでも大量生産ではなく、あくまでも沼津らしさ、沼津の干物であり続けることにこだわり手作業を続ける。

“ぐるめ街道は地元の人に使ってもらえるようにならないといけない。親しみを持ってもらえるよう、まずは知ってもらわなくちゃいけない”

ぐるめ街道振興会の会長も務める渡邉さん。地元の人が利用しやすいぐるめ街道へ。
トロさば同様、新しい驚きは意外と近くにあったりするものである。

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沼津ふなと
沼津市岡一色332-3
電話:055-922-2123

文学の宝庫、沼津~よみものや/文学サロン 山羊文庫(yagibunnko)~

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今年の5月末、
沼津にひとつかわいらしい古本屋さんが表れた。
それは“よみものや/文学サロン 山羊文庫”
ホームページでの販売とイベントでの出張販売や朗読会などをやっている。
山羊文庫のオーナーは27歳の古根村優佳さん。

若き女性オーナーの営む古本屋は文芸書しか取り扱っていない。
それも純文学。

なぜ文芸書しか取り扱っていないのか。
もちろん純文学が好きということがあった。
がもう一つ。“沼津には文学豊富”なことに目を向けたのだ。

井上靖、大岡信、芹沢光治良、若山牧水。。。
数々の文士とゆかりのある静岡県沼津市を、
読書を通じてもっと人とヒトが繋がることができる街にしたいと思い開店した。

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その原動力となったのが
“沼津で生まれ育って、やっぱりさみしいと思ったんです”
という思い。

正直古根村はさんは沼津が盛り上がっていた頃を経験している世代ではない。
それでも沼津にさみしさを感じる。
自分たちが生まれ育った街をよりよくしたいと思うことは自然なことだった。

大好きな文芸書が沼津を盛り上げると感じた。

“「沼津は文学の街なんだ。」と、市民がまず自覚し誇りを持ち、そのうえで県外にアピールしていけたらと考えています。
山羊文庫として力を入れていきたいのが、古本の販売だけではなく、人と人を読書を通してつなげることです。
読書は本来一人でする行為です。その一歩先へ踏み出してみませんか?という提案です。
「読書で人と人を繋げ、そして沼津という街の扉を開きたい」これが私の挑戦したいことです”

その想いで“よみものや/文学サロン山羊文庫”を商いとしてやることを決めた。
準備期間は半年、古本を扱うためにその業界のことを調べ上げ、古物商の資格を取り、ホームページを作り、
本を仕入れた。
古本屋の横のつながりの深さを知ったり、文学館とのつながりができたり、
今では各イベントに参加したりと発展途上のyagibunnkoの発見は続く。

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ただ文学に親しんでもらうだけでなく“つないでいく”ことを大切にしたい。
そう思ってから、最初にやりたかったブックイベントも少しずつ開催できるようになった。
“文学”が紡いでいく沼津とひと。
古根村さんのかわいらしい笑顔としっかりとした想いで沼津の素晴らしい文化が再発見されていく。

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→大好きな上土商店街にある本を読む像と一緒に

★イベントのご案内★
第一回 本のはなしをいたしましょう
開催日:11月17日(日)
時間:13:00~15:00
場所:リヴァージュ洋菓子店
   沼津市下香貫柿原2885-2
   055-931-4215

よみものや/文芸サロンyagibunnko
tel:080-2613-4563

生き続ける味噌

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昔、農家ではどの家でも自家用味噌をつくっていた。
手間のかかる味噌作り。
時代とともに味噌を作る家は少なくなっていった。

味噌や醤油、金山寺味噌の製造販売をする三島の渡辺商店の渡辺勝利さんと奥さんのきみ江さん。
“ただ昔からの味をまもっているだけです”
お父さんに教えてもらった味を守って今も味噌を作っている。

もともとお父さんの代から続く米などの農家だった。
近所の人にたのまれ農家の傍ら醤油やみそをつくっていた。
勝利さんの代になって45年。

お母さんが嫁にきてから二人きりでお父さんの味を守っている。
あくまでも“二人でできる範囲”
だから手作業で丁寧に作っている。
防腐剤も化学調味料をつかっていない。

渡辺商店では自家製の麹も作っている。

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時間もかかる。
でも守り続けるべきものがある。
その思いはとてもシンプルなもの。
“やってきたからこれからもやっていく”

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化学調味料などがなかった時代から味噌を作っていた。
時代の移り変わりとともに防腐剤などが使われるようになった。
だが使うとなんだかうまくいかなかった。

現代の流れに合わせて食の講演会など勉強も怠らない。
化学調味料などを使わなくても、素材の味、そしてお父さんの味を守れるように。

手のかかった味噌は、
味もにおいも一辺倒ではない複雑な風味。
とてもふくよかな味。
香りが良く、それは生きているにおい。

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あるとき、昔から渡辺味噌を愛用しているおじいさんが
カビが生えた!と喜んで連絡してきたそう。
無添加の味噌にはカビが生える。

カビが生えないように防腐剤をいれて菌を殺してしまうのではなく
味噌をちゃんと生きたまま届ける。

何もかもがきれいに、人間が発酵や細菌とともに作り出してきたものも殺してしまうのではなく、
ちゃんと共存するという意思がそこには見れるような気がする。

“手だけはほめられるの。どんな化粧品つかってるの?って”
とおちゃめに答えるお母さん。
酵母菌に囲まれたお二人は本当に元気。
ふたりともよくしゃべり、肌がつやつや。

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古き良きものをちゃんと知ってて、それを守り続ける。
めんどくさいことをめどくさいままやっている。
一見頑固なようだが、その頑固さが信頼できる。

“この味噌はうちのじゃないんだ、味噌をあずかってるんだよ”と。
自分で作った味噌の仕上げをしたり、材料だけを持ち込んで味噌をつくることも引き受けているそう。

気持ちのいい感じ。
人も味噌も生きていることを十分に感じているからこそできること。
最後に一番おいしい味噌の使い方は?と聞くと
“やっぱり味噌汁だね!”
そう笑顔で答える勝利さん。
あったかなお味噌汁が飲みたくなった。

≪渡辺商店≫
〒411-0035 三島市大宮町2-6-26
TEL:055-971-6370