Lot.nワークショップ・レポート~和田家具、Akkord、中村園芸~

Lot.nのコミュニティスペースでは定期的にワークショップも行われる。

この地域でモノ作りや創作活動をする方々を知って頂き身近に感じて頂けたら、
そして地域の素材を使いモノをつくる時間を楽しんで頂こうとこのワークショップが始まった。

今回は先月行われた 和田家具Akkord中村園芸のワークショップをレポートする。

【和田家具:木で木のかたちをつくろう】
家具職人の和田さんのプログラムは自分で選んだ木を重ね、オリジナルツリーを作るワークショップ。

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1から20までちょっとずつ木の長さが替えられた木を選んでいく。
色も濃い目のものから薄い色まで様々。
様々な木の種類があることを知る。

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選ぶだけでも楽しい時間。
選んだ木がたまたま檜だったのでいい香りがしたり。

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木を重ね、木ができる。
クリスマスツリーとしてはもちろんのこと、
一年を通して「木のある家」にしてくれるこのツリー。

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実際に家具職人から学びながら作るのも日頃には無い経験。
木に対する扱い方や、職人の技の凄さを感じる事もできる。
「つくる」ことの経験は愛着にかわる。
大人から子供まで楽しんでいた。

【アコルト~クリスマスを彩るアレンジの会】
12月8日、10日とフラワーアーティストのアコルト土屋さんによるワークショップが行われた。

常緑樹と生花を使ってつくるアレンジ。

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常緑樹は日持ちがするし、乾燥するとドライフラワーのようになりずっと楽しめる。
シュトーレンのようにクリスマスまで少しずつ変わっていくのが楽しいアレンジメントだ。

器を決めた後、どのように飾りたいのかを決めていく。
自分の部屋を想像しながら。

そこには土屋さんの想いがあった。
“お花は生き物だから”という土屋さんの言葉のとおり
家に帰って飾って世話をして最後まで楽しむ。
そのためにはまず飾るところをイメージするところから始まるのだ。

そして花を選ぶ作業。
土屋さんの世界観で用意された花を選ぶのはなかなか迷う。

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配置のバランスや、花の扱い方を教えてもらいながら活けていく。

花に触る時間はとても貴重な時間だと感じた。
簡単に折れてしまう茎を慎重に扱うことで「丁寧さ」を感じたり、
可愛らいしい花を自分の手で形づくっていく「ものづくり」の楽しさ、
そして生きている植物と暮らすわくわく感。
どれをとっても心穏やかになる時間になった。

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アコルトセンスが光る植物、そしてテクニックに
自分らしさをプラス。
作る時も、作った後も楽しめるワークショップになったようだ。

【中村園芸:エアープランツでhappy new year!!!】
毎月恒例になっている中村園芸のワークショップ。
狩野川に辿り着いた流木を組み合わせ土台を作り
その中にエアープランツを活ける。
今回はお正月に合うように、水引きを付けた。
水引ももちろん自分で形作っていく。

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流木は選ぶもの、組み合わせによって全然違う形になり
エアープランツと組み合わせるとさらに表情が出てくる。

それぞれ流木を見ながら、どう組み合わせたらよいのか考え
そして、講師の中村さんにアドバイスをもらいながら
麻紐で縛っていった。

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土や根を必要とせず、葉から雨や空気中の水分を吸収するエアープランツは
植物のある暮らしをするにはお手軽な植物だ。

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ただ、飾り方やお手入れ方法などは馴染みがないためあまり知られていない。
今回のワークショップでは持ち帰ってすぐに部屋になじみ、
育て方もレクチャーしてもらえるので安心だ。

このように季節に合わせたワークショップは、1月2月も開催される。

モノづくりに触れモノができる時間を楽しみ出来上がった物を生活の一部にする事は、日常のライフスタイルをちょっと豊かにしてくれるだろう。
そしてこの地域で素敵に創作活動をする方がいる事にさりげなく誇りを持って頂けたらと思う。

月に一度、心を穏やかになる時間を皆様も是非!

≪次回ワークショップ≫
アコルトワークショップ~春を先どるフラワーアレンジの会~完全予約制
■日時:1月22日(水)19:00~20:00 ■2月2日(日)11:00~12:00
・参加費:3500円(参加費、材料、お茶付き)
・所要時間:約1時間

和田家具~自分だけのスツール作り~完全予約制
■2月23日(日) 
・11時・13時・14時・15時・16時・17時・18時・19時(各回5名様まで)
・所要時間:約1時間
・参加費:6500円(材料費、参加費込)

沼津ソウルフード紀行~伊豆家~

どこの街にも、地元の人に長く愛されるお店がある。
そのお店には、時代を経ても変わらない看板のメニューがある。
子供の頃から親と通い、親になると子供と共に通い続ける。
その店の雰囲気、味はアイデンティティとして形成される。

沼津にも昔から続く自慢したくなるお店がありメニューがある。
そんな沼津のソウルフードを紹介していこうと思う。

今回は「伊豆家」。
沼津駅から歩いて15分、永代橋のすぐ脇にそのお店はある。
知らないと見つからないような場所。

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地元の人から支持されている天丼屋。
あの三國連太郎さんも通われていたようだ。

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暖簾をくぐると2組のおじさんたち。
女子一人で乗り込んだのでちょっと場違いだったかな?と思ってしまった。

威勢のよいおばちゃんが、
お茶の入った急須とカラの湯飲み、そして漬物を置いた。
ひとりには大きすぎる急須。柄もなんだか懐かしくかわいらしい。
きっと狙ってるわけではないのだろうけど。

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「後で注文とりにくるから」と笑顔で声をかけてくれたのでひとまずほっとする。

メニュー。
天丼しかない。

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エビ天、イカ天、魚天。
その組み合わせのよう。
エビが2~3匹乗っているという上天丼もある。

ここはオーソドックスに「天丼」にした。
エビ天、イカ天、魚天がひとつずつ。

周りを見るとみんな味噌汁を頼んでいるので
味噌汁100円も追加。

そうしているうちに、気づくと席は満席になっていた。
若い人からおいじいちゃんまであらゆる層の男女。
女一人の私がいても気にならない。

5分くらいして出てきた。

どんぶりの蓋からチラリと見える天丼に心躍る。
明けるとドーン!と、どんぶり一杯の天丼。
しっかりタレがかかっている。

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サクサクとした触感とタレのかかった部分の柔らかさが何とも言えない。
ぺろりと食べてしまえる天ぷらだ。
100円とはおもえない味噌汁。
付けて正解。

厨房の奥からは
おばちゃんたちの話声。中の良さが伺えてなんだかほっこりした。
お客さんとも、「今年もよろしくね~」なんて声を交わす。
HPもないし、自ら宣伝しているわけでもない伊豆家。

地元の人にライフスタイルの一部として組み込まれ、
沼津に来ると必ず寄るという県外の方にとっても、沼津の街の大切な一部となっている。

≪伊豆家≫
沼津市仲町20-2
TEL:055-962-2296


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古本のソムリエ~平松書店~

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【2014年の記事です。現在は記事のサービスを施設で提供しておりません】

昭和58年から店を構えておよそ30年、知る人ぞ知る沼津の古本屋、平松書店。
ご主人の平松久幸さんは古本屋を始めようと東京は神保町で6年間修行した。
古本屋で修業というと不思議と思われるかもしれないが、奥深い本の世界、広く知識を得るために修業は欠かせないと平松さんは言う。

“神保町は全国から本が集まるんです。仕入れのためにいろんなところに行きました”

日本中の本が集まる神保町で修業しなくては本を知ることはできないと平松さんは言う。
当時は休日も返上し、本を探したそうだ。そのすべてが経験となり現在の平松書店を作り上げている。

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一歩店内に入ると山積みにされた本に圧倒される。
どこに何があるのか探すのも苦労するが、そんなときは平松さんに聞けばいい。

“本のことは全部知らないといけないんです”

様々な分野の本があるなか、特に目を引くのは沼津や伊豆といった郷土史関連の本。
資料になるものはなんでも揃えているという。
井上靖や芹沢光治良など沼津ゆかりの作家の作品も多くある。
そのためか図書館や明治史料館からの注文もあるそうだ。
また、学校の先生やお寺の住職など勉強したいという人が自然と集まるようになったとのこと。
転勤などの理由で県外から来た人のためにも沼津がわかる本をそろえておかなくてはいけない、平松さんは使命のように語る。

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“地味な商売ですけど、地域社会のためにと思ってやっている部分もあるんですよ”

本が売れなくなっているという現在、欲しい本はネットでも探せるようになった。
それでも昔ながらのやり方で古本の販売を続ける平松さん。
どんな本が欲しいのか、何を知りたいのか相談してくれれば一緒に探してくれるという。
それはまるでソムリエのように。専門店だからできるサービスがそこにある。
調べていることがあればそれに合わせて仕入れをしてくれる。
欲しかった本、知りたかったコアな情報を平松さんと共に調べる。
たまにはそんなアナログな方法も面白いかもしれない。

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≪平松書店≫
沼津市大手町4-6-8
TEL:055-963-3963

上土町センタービルの住居

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沼津駅南口の大通りを港方面に向かって7分ほど歩くと上土商店街はある。
ホテル、呉服屋、洋服屋、ケーキ屋、カフェ、八百屋、バル、眼鏡屋…、
老舗のお店から若い店主のお店まで。
そんな商店街、個性溢れるお店に目がいってしまうが、上を見上げると実は住居スペースがあるのだ。
このあたりの商店街は上層階が長屋のように横つなぎの住居区になっている。

3階、4階あたりはまるで学校の教室のように
長い廊下でつながっているのだ。

今回はこの商店街の中程に空き物件があると聞いてたずねてみた。

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「上土町センタービル」
はっ!こんなところに看板を発見。なんともクラシカル。
奥へ進む。

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全面コンクリートの階段。階段幅、天井は高めでさながら外国のアパートメントを彷彿とさせる。

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最上階の4階に到着。なんだか映画に出てきそうなアジトの雰囲気。

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廊下にたどり着くと一変して明るい日差しの降り注ぐ玄関に到着。

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アンティーク好きにはグッとくる玄関周り。防犯ガラスが蜂の巣柄。
シャビー感あふれる玄関扉と宝石箱を開ける時の鍵に違いない鍵穴。
玄関に入る前に廊下窓を覗くと。。。

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どどーんとリバーサイドホテル。かっこいい。

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玄関から廊下つなぎに台所になる。二口のガスキッチン。日中は陽の光が入り明るい雰囲気。
ちなみに手前がトイレ。奥に二部屋縦長に続く。

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突き当たりがベランダ。洗濯機置き場と物干しスペース有り。

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ベランダからの景色はこんな感じ。左下に見える駐車場は別途で利用可能。

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収納は一間半と戸袋付き。寝室とリビングの間に壁がありますが冷暖房効率を考えると
ほどよい広さかと。相談で壁の撤去も可能。

リフォームしたばかりで綺麗。
ここは大家さんの家族が使用していた部屋なので、なんとエアコン、ベッド、冷蔵庫、電子レンジ、トースターはそのまま使用できる。
なにかと物入りな引越しにはありがたい。
新生活はもちろん、仕事部屋、セカンドハウスなどの利用方法も
商店街のなかの拠点として面白い物件だ。

【物件情報】
住所:  沼津市上土町
間取り: 2K(風呂トイレ別)
家賃:  45,000円
敷礼:  1:1
駐車場: 近隣に有り別途料金
問い合わせ先:055-962-3225
洋服のノーブル 担当:内田

アクティブに動く~沼津グランドホテル~

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朝起きるとおいしそうなパンの香りがする。
毎朝10種類くらい焼いている。
この名物朝ご飯は宿泊者無料だ。
おなかいっぱいにしたら準備は完了。
沼津の自然に繰り出そう!そう後押しをしてくれるようなホテルがある。

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沼津グランドホテル。
THEビジネスホテルといっていい部屋の個数は
シングルルーム142部屋、ツイン8部屋合計150部屋という。

仕事をするビジネスマンにはうれしいサービスがそろっているのだが
これがアウトドアをする人にもぴったりなのだ。

そしてジャンボパーキングを保有するホテル。
駐車場代も割安に押さえることができる。

さらに地下にも駐車場がありセキュリティーも抜群。
ロードバイクやバイクを
雨風にさらさず、盗難の心配もせずに置いておくことができる。
二輪車は駐車代無料だ。

伊豆の入口である沼津を拠点にアウトドアアクティビティーをする。
ビジネスホテルの利用方法はビジネスだけではない。

そのことを教えてくれる。

30年を迎える沼津グランドホテル。
いたるところに昭和を感じるものが。
まず、エントランスに入ってすぐの照明。

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かわいらしいテキスタイルのようだし、
クリスマスシーズンにはちょっとしたイルミネーションみたいで暖かな光を演出、
そしてフロント周りは大理石だそう。
トイレのマークも宇宙的でかわいらしい。

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現代における見えるのか見えないのかわからないシンプルなデザインとは真逆なところがなんだかほっとする。
細部までしっかりと掃除がしてあり、30年間大切に使ってきたことがわかる。

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マットレスに寝っころがる寝検査をしてみた。
ちょうど良い硬さ。どちらかというと固めだ。

シングルルーム142部屋、ツイン8部屋合計150部屋という
狭めの部屋も穴倉に入ったような感じでリラックスできる。

10階にある洗濯機、使用するのも、洗剤も無料。
アウトドアを楽しむ人にはこのちょっとしたサービスはうれしい。

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ストイックにアクティビティーを楽しむのに最適のホテルといってもいいだろう。

“宿泊料は押さえて余ったお金で沼津を楽しんでもらいたい”
という話を専務取締役の小森さんはおっしゃっていた。

沼津にはとてもいいバーがある。
昼間はアクティビティーを。夜は夜の沼津を楽しんでほしい。

日帰りで帰れる場所だからこそ、泊まって夜を味わうをまたひと味もふた味も違う沼津を味わうことができる。
沼津駅南口の中心地という便利な立地にあるからこそ。

そしてフロントスタッフの対応がとても良い。
仲の良さそうな雰囲気が一人旅でも安心して泊まることができる。
ロードバイクを持って伊豆を巡る拠点にしてはいかがだろうか?

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《沼津グランドホテル》
沼津市大手町3丁目6番12号
TEL:055-962-0001

シングルルーム (1名様) 6,300円  
セミダブルルーム(2名様) 8,400円 
ツインルームA (2名様) 11,500円 
ツインルームB (2名様) 13,650円  
※すべて朝食付


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街角で会話とコーヒーを~mota~

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新仲見世を通り過ぎてすぐ十字路の角に店を構えるmota。
店の外にはテーブルとイス、常連さん達が仲良くコーヒーや会話を楽しむその姿にどこか外国の街角のような佇まいを感じる。
店内に入るとオーガニック素材の洋服や静岡県東部や伊豆といった地域の作家の作品が目に飛び込む。意識的に地元の作家のものを置いているそうだ。

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motaの店主、加藤健一さんはこの商店街の出身。
7年前に店をオープンしたときから、友人や両親の知り合いまで自然と多くの人が集まった。
事実、この日も様々な人がお店を訪れていた。

“席も限られた小さいお店なので、お客さん同士が自然と仲良くなるんです”

自然発生的に人と人が繋がる。
それは加藤さんが当初から目指していたもの、この場所だからできることかもしれない。
加藤さんは高校卒業後、海外に行きたいとの想いでオーストラリアの牧場で働き始める。
その後、アメリカのサンフランシスコへと行くと日本料理店やスニーカー屋で働く。

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日本に戻りお店を開こうと思った時、決めたこと。

“まず自分が興味のあるものを扱おう”

motaを始める際に詰め込んだもの、それは中学生のころに好きだったスケーターの文化や本場サンフランシスコで直接触れた文化だった。
それが店の個性となり多くの人を引き寄せる下地になっている。
個人のお店がその街の文化レベルを知る材料となる。

“意地でもお店を続けないといけない(笑)”

沼津が好きで沼津の街の変化を見てきた加藤さん、人通りが減っていると言われる現在だからこそmotaの重要性は増す。
街角でコーヒーや会話を楽しむ光景。この光景がそのまま沼津の文化になる。

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若い人からお年寄りまで誰もが立ち寄れて仲良くなれる場所、沼津の街角に忽然と現れたメルティングポット。
メルティングポットとはさまざまな民族が集まり、文化的に溶け合っているアメリカの社会を形容して言う。
個性的なお店が集まることによって、いろいろな個性の人々が集まり、その多様性が魅力的な街になっていく。

自分が自分らしくいれる場所、それがmotaという店の本質だ。

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≪mota≫
沼津市町方町2
TEL:055-963-1123

トークライブ:ランドネ編集長×国土交通省沼津河川国道事務所所長

上土商店街のロットンでは1月も様々なワークショップやトークライブが行われる。

発酵を通じて食を考えたり、作家さんからモノづくりを教えてもらったり。
そして私たちの地域を考えそしてライフスタイルを考えるトークライブも行われる。

山と川が側にある生活。
この恵まれた環境をどう楽しむか。

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『山と川の魅力を知ろう!地域がもっと楽しくなる』
というテーマで、アウトドア女子に支持される雑誌「ランドネ」の佐々木編集長と国土交通省の大儀所長に対談をして頂く。
普段だと堅くなってしまう内容をビールと静岡の食をつまみながら緩く楽しみながらの聞く会。

ランドネの2月号に沼津アルプスが特集された。
沼津アルプスは低山ながら楽しめる山として全国的にも注目される。
清水町出身の佐々木編集長から、沼津アルプスの事や全国の面白い山の情報をお話して頂く。

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国土交通省沼津河川国道事務所は道路、海岸、河川を管理する。
川が街の生活の一部になればと社会実験事業を行い、狩野川河川敷地の利用方法なども検証している。
また子どもたちが自然を体感し、川に親しみをもってもらおうと「狩野川わくわくクラブ」を設立した。
前任では九州の地区を管轄していた大儀所長、その地域に比べ狩野川流域では生活の中に川が馴染んでいないようだ。
大儀所長には全国の川のことや、狩野川のことなどをお話しして頂く。

身近に山や川がある沼津。
この恵まれた環境をもっと生活の中に取り入れるとこの地域がもっとおもしろくなるのかもしれない。

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山や川は誰でもが利用でき、そこへのアクセスは当然。
この、パブリックアクセス権は山や川とどう向き合えるかを知り、自然や土地へのリスペクトがなければ成り立たない。
世界の地域と比べ、日本の社会は“川や山を親しみをもって楽しもう!”というより“山や川へ行ってはいけない”というメッセージが強かったような気がする。

ぜひこの機会に山や川の簡単なルール、そして楽しみ方を知るきっかけになれば。
今回、沼津あげつち狩野川活用研究会の河川敷利用に関する報告する。

こう聞くと、堅い会に聞こえてしまうが、ざっくばらんに質問なども。
ビールを片手に、川でこんな事をやってみてはどうか、昨年から行われている河川敷のテラスでの水辺のステージでこんなことをやってみたい、などのご意見もぜひ!

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日本一深い深海と日本一高い山富士山に囲まれた、自然豊かで街が近いこの地域。
ベアードビールを飲みながら自然がぐっと近くなるお話しをご一緒に!

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◆開催日時;1月18日(土)
◆時間:19:30~21:00
◆参加費:2,000円(ビール・日本酒などワンドリンク・ちょこっとおつまみ付き)
◆定員:30名 ※先着順となりますのでお早めのご予約をお勧めします。
◆申し込み方法;店頭、電話、または下記ページのフォーマットよりお願いします。
 電話:055-919-1060
http://lotn.jp/events/talklive201401/

お正月の街を楽しむ

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お正月の楽しみのひとつといえばショッピング。
その主役と言えばやはり福袋ということになるだろう。
何が入っているか分からないのも楽しみのうち。
新年の運試しとしても面白い。
そんな福袋を販売するお店を訪ねてみた。

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まず向かった先は上土商店街の洋服屋、C-three。
年明けは1月2日からの営業。
用意された福袋は3種類、どれも10,000円とのことだ。

次に向かったのは大手町のりぐる。
ちょうど福袋を作っているところをお邪魔した。
こちらはほにやのバックや衣類が詰まって、値段も10,000円から50,000円と選べるようになっている。
営業は1月3日から。

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駅前のイーラdeでは1月1日より各店舗で福袋があるそうだ。
http://www.e-ra-de.com/inedx_mainpic20140101/20140101mainpic.pdf

いずれにしても数量限定のため、早めの購入をお勧めする。
西武が無くなって初めてとなるお正月。
やはり沼津は商業の街、
福袋を探してお店めぐりをするのもいいだろう。

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≪C-three≫
沼津市上土町78
電話:055-952-6893

≪りぐる≫
沼津市大手町3-5-22 日専連ソニックビル1F
電話:055-962-0981
 

≪イーラde≫
静岡県沼津市大手町一丁目1番6号
http://www.e-ra-de.com/index.html

約2時間のトレッキング~大平山~

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“週末はみんなで山に行こうか”

気軽にトレッキングに行けるのは沼津ならではの利点。
今回は山登り初心者にも練習になるよう短時間で登れる大平山(おおひらやま)を選んだ。
沼津アルプスの最も南に位置する標高356mの低山だ。

沼津アルプス標高MAP

短時間だが、グイっと急斜面を登り絶景を楽しめる。
休憩を考えなければ2時間ほどで、登って下山できるコース。

バスで向かうのがおすすめだ。
沼津駅からバス停7番多比(たび)方面行き。15分置きにバスが出る。

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25分ほどで多比停留所に着く。
下車し停留所から少し引き返したところに多比口峠登り口の小さな目印が現われる。

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多比口峠登り口から登り口まで20分ほど舗装された道を歩く。

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大平山トレッキングの装備として落ち葉で滑りやすくなっていたりするので
足元はしっかりとした靴がおすすめだ。
膝が弱い方や山登りに慣れていない方にはストックやステッキがあると
体にかかる負担が軽くなる。

初めての山登りで専門店へ行って高価な装備を揃えるのではなく、
まずは自分が持っているものからポリエステルやジャージなどの
動きやすくて汗をかいても乾きやすい服を選んでみる。
そして実際に山に登って必要な物を揃えていくのをお勧めする。

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落ち葉で覆われた山道へ入っていく。
歩くたびカサカサと乾いた落ち葉の気持ちのよい音が鳴る。
ところどころ土を掘り返したあとがある
イノシシが掘った後だ。
イノシシは植物の根、ミミズなどが大好物で土を掘って探す。

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しばらく歩いていると木の実を見つけて盛り上がる
どんぐり、栗、カラスウリなど色んな木の実が落ちている。
「リースの飾りにしようかな」という声。
自然からの刺激で想像したり何か作ってみたくなったり
自分の中から様々な思いが芽生えてくる。

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山道から20分程で鷲頭山方面と大平山方面への分岐点に着く。

大平山山頂を目指し尾根道を歩く。
先ほど歩いてきた道とは違って
手をついて這い上がらなければならない坂道も現れる。

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木々の間から右手には静浦の海が見え左手には大平の町並みが見渡せる。

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ずっとこの坂が続くのかと少し弱音を吐いてしまいそうになった所で
ちょうど山頂に到着!

お楽しみのお昼ごはん。

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今日は鍋、フライパン、ガスバーナー、食材、水など
ある程度人数がいると荷物を分散して色んな物を持ってくることができる。

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カレーを温め、黒はんぺんを焼き
お湯を沸かしちゃんと出汁パックでお出汁をとってお味噌汁を作る。
具は青さのりだけのシンプルだけど香りが良くて本当においしい。

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街中でお店に集まりランチをするのも楽しいけれど
自分たちの足で目的地に行き
自分たちの手で簡単なものだけど作って食べる。
街の中では味合うことの出来ない雰囲気。

お腹がいっぱいに、心も楽しさでいっぱいになった頃、下山開始。
“あれ?もう分岐点に着いたの?”と
大平山山頂から15分もしないうちに分岐地点を通過にみんな驚く
下りは登りとは違って自然に足が進んでいく。

帰りのバスは休日のみ沼津港経由の便もあるので、バスの時間を確認して港で買い物というプランもおすすめだ。
http://www.izuhakone.co.jp/bus/search/timetable/route/route019.php

外から帰ってきてからも大人の外遊びの続きがある。
山からちょっといただいてきた木の実のお土産、
この木の実は本来、山に住んでいる者たちのものなので少しだけ頂く。
今回はどんぐり一粒をピンの飾りに付けてみた。
これからの季節、ニット帽やストールなどに活躍しそう。
付けているとちょっとウキウキしてしまう。

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何も手を加えなくても花のアレンジメントの周りや
ただ器に木の実を並べるだけでも、季節のディスプレイとして楽しめる。

山にあった季節のモノを生活の一部にさりげなく取り入れる。
大人になっての外遊びは、生活のなかに心地よい余韻を残す。