現在、REFSでは沼津店と熱海店でメンバーを募集している。
12年前、沼津駅と港を繋ぐ商店街で小さな八百屋、REFSは始まった。
そして熱海には駅から歩いて5分の場所に2号店がある。
店頭には伊豆や富士山麓の野菜が並ぶ。
REFS(レフズ)とはreal food storyの文字をつなげた名前で、ただの八百屋ではない。
コンセプトは食べ物の物語を伝える。
そして理念として“Be organic”であることである。
現在、REFSでは沼津店と熱海店でメンバーを募集している。
12年前、沼津駅と港を繋ぐ商店街で小さな八百屋、REFSは始まった。
そして熱海には駅から歩いて5分の場所に2号店がある。
店頭には伊豆や富士山麓の野菜が並ぶ。
REFS(レフズ)とはreal food storyの文字をつなげた名前で、ただの八百屋ではない。
コンセプトは食べ物の物語を伝える。
そして理念として“Be organic”であることである。
沼津駅から歩いて5分、路地裏に全国から注目されるhalという雑貨店がひっそりと佇む。
「お母さん、旅はじめました」「ほどほど収納が心地いい」などの書籍も書かれる店主の後藤由紀子さんのお店だ。
2人の子どもを育てるために無理をしない16時までの営業。
店内は後藤さんのセンスで集められた雑貨でなんとも心地のいい空間、そしてそのモノの物語を後藤さんから聞くのもとても心地がいい。
後藤さんはオープンをした15年前を振りかえる。
飲食から雑貨屋をやろうと決断するまで1日。
朝送り出すときは「私、子供が中学生になったら飲食店をやりたいの」と言っていたけど
夕ご飯の時、「雑貨屋をやることにしたから」という具合にそれは突然だった。
【2015年の記事です。】
川沿いに並ぶ住宅の中に緑の多い門構えのお家?と思ってしまいそうな一軒家。
そこがCafe & handcrafts アルゴンキン店。
バーナーガラス作家、高山あす香さんが一人で切り盛りしているガラス工房を併設した小さなカフェだ。
靴を脱いで店内へ入るというなんだか友達のところに遊びに来たような感覚で寛ぐことができる空間が広がっている。
LOTUS SWEETS (ロータススイーツ)は2014年の夏に店舗を移転した。
沼津駅と沼津港を結ぶ通り。
沼津駅から徒歩約15分。
元ひもの工場だ。
奥さんがLOTUS SWEETS を担当、旦那さんはギター教室をこの場所を行っている。
この空間は自分たちで作られている。
改築は続けられ、冬になったこの時は入口の戸を作っていた。
移転先でも前の場所と変わらずロータススイーツはどこかショートムービーでも見ているような
ちょっと非日常的なゆるやかな空気に包まれる。
“私は3代目なんですけど、まだ140年位しか経ってないです(笑)”
笑顔でそう語ってくれたのは沼津竹材センター浅宮商店の浅宮義和さん。
竹の専門店としてその歴史は古い。
当時は人の暮らしも現在とは異なり、竹は生活の中で多く用いられていた。
海からの風が強い沼津、その潮風から家や農作物など人々の生活を守った沼津垣もそのひとつといえる。
我入道や千本など海辺の町には多くの沼津垣があり、それを作る職人も多く住んでいた。
そんな職人に材料となる竹を卸していたのが浅宮さんだ。
“沼津垣には箱根の篠竹を使うんです。竹は潮に強く加工もしやすいため、海辺の町の垣根としては都合がいいんです”
実用的にも景観的にも優れている沼津垣、その技術を持つ職人さんも少なくなった。
竹自体の需要も減った。一昔前はザルやホウキなど日常のなかに竹でできたものが多く存在した。
竹はもっと身近なものだったのだ。幼少期から家の仕事を手伝ってきた浅宮さんにとって竹は人生そのものであった。それを表すかのように浅宮商店には3階建てからなる竹のショールームがある。
ショールームの中には多種多様な竹製品、竹細工、美術品が所狭しと並ぶ。
ひとつひとつ嬉しそうに説明を加える浅宮さん、竹について話すことが本当に楽しいそうだ。
“日本というか東洋の文化にとって竹はかけがえの無いものなんです”
文化を守るという強い気持ちが店を守り続ける姿勢となる。
より多くの人に竹に親しんで欲しい、そんな想いがショールームには詰まっている。
また、伝統的な沼津垣の技術を絶やさないよう、現在は4代目となる浅宮浩典さんが技術を継承している。
家族で守る文化や技術、そこからは沼津という土地の風土と共に生きた人々の暮らしが見えてくる。
竹に囲まれた店内で浅宮さんは振り返る。
“竹屋の息子として当然店を継ぐように育てられましたからね。本当に竹に魅せられた人生です”
竹だけが並ぶショールームには浅宮さんの人生と情熱が詰まっている。
≪沼津竹材センター浅宮商店≫
沼津市港湾蛇松町9
TEL:055-962-1878
“ものを育ててください”
小野さんが商品を買った人に必ず伝えるこの言葉。
プラスチックなどとは違って銅と真鍮は使いながら
どんどん変化していく。
色や形、使いながらどんどん自分らしい表情をみせてくれる。
いつまでたっても飽きないのが小野さんのプロダクトだ。
おじいさんのころから
神社の飾りなどを作る銅細工の職人の家系に生まれた。
時代の移り変わりとともにだんだん仕事が減ってきた。
その中でもっとやれることはないかと日々探していた。
そんな時、美術館で金で作られたコップをみた。
これなら銅や真鍮でも作れると思ったのがきっかけで趣味でまずはスプーンを作った。
そしていろいろなものをつくるようになった。
それを見た娘さんからクラフトフェアへの出店をすすめられ
販売するようになった。
小野さんの熟練の技と柔軟性。
ロットンでも売れ筋商品である
おろし金スプーンは
最初はおろし金だけだったが、お客さんの声をきいてスプーンの形に変えた。
かわいらしい都道府県の形をしたバッジも
行くところ行くところで増えていく。
さらに子供たちにむけてワークショップも始めた。
“初めはできないかもと。。。という子供たちも出来上がると飛び上がって喜ぶ、
その姿をみるのがとてもうれしい”
とやさしく答える小野さん。
銅や真鍮を作ることに触れるチャンスはなかなかない。
子供のころからものづくりに触れること。
“育つ”プロダクトに触れること。
それは特別な体験。
大人も子供も“ものを大切にする”
当たり前のことを思い出させてくれるような小野さんのプロダクト。
一つ一つ手作りで形が違う小野さんのプロダクト。
“それもご愛嬌で”と小野さん。
ひとつひとつ丁寧に、全く違う表情は
自分にしかないお気に入りの一つに出会える。
スプーン一つ。
他の人にとってはなんでもないかもしれない。
でも丁寧に使うことによって
数年後、一緒に年をとり、一緒に素敵な瞬間を共にする。
もしかしたら落ち込んだときにあったかいコーヒーと一緒にそばにいてくれるかもしれない。
“ものと一緒に育つこと楽しんでください”
小野さんの言葉はそんな風にも聞こえる。
≪小野銅工店≫
沼津市真砂町19-4
TEL:055-963-1205
牛山ベーコン、
これは東京ミッドタウンにあるDEAN&DELUCAのSelect shopの
お肉屋さんで一流のハモンイベリコ等々と一緒に売られている。
燻製の香りも高く、肉自体の質が良いので非常に美味。
業界では美味しいことで特に有名なのだ。
牛山ベーコンは、沼津の三園町にログハウスの店構えの牛山精肉店で作られる。
“ただ買ってもらうだけでなく、
まず私たちがお客さんを知って、
お客さんが私たちが売るお肉を理解して買ってもらう。”
お肉を大切に想い売る姿勢に
こだわりがあるように感じたので
こだわりはなんですか?と問いかけた。
“こだわりはありません”
驚きの答えがかえってきた。
この言葉に秘められた想い。
それは自分が食べたいものしかうらない。
こだわりというよりも当たり前のことをお客さんを想いやっているだけなのだ。
店にはお肉だけではなく各地から取り寄せられた調味料も置いてある。
それもすべて、自分たちが食べたいものなのだ。
食べたいものを食べてみる。
そして納得をして、これは自分も食べたいからお客さんにも売る。
食べ物だけではなく応援したいものは雑貨でも絵でもなんでもお店の中にある。
ログハウス調の店舗では音楽ライブも開催される。
“要するに、こういう商売をしていると神様がいるな~と思うんです”
その言葉には誠実さが伝わってくる。
いいものをいいと認める。
だからこそ、無駄をださない、ゴミをださない。
食べ物を、命、自然を大切にしているのだ。
決して特別なことではない。
普通のこととしてそう思っている。
ここに仕入れられたお肉は骨まで大切に扱われる。
ガラスープ、ドックフードのおしゃぶり用の骨など
本当に余すことなく全部使う。
牛山精肉店では店長が肉の解体をする。
大切に、大切に解体されていく。
その光景は美しい。
熟練の技は体に染みつき
今や感覚で解体することができる。
素材を大切にする。
最後は心が宿る。
気持ちが入る。
この気持ちを理解せずに金額だけを見て買いに来るお客さんはほとんどいないという。
正直言って、一頭一頭じっくり時間をかけて育てていく牛山さんのお肉は
生産効率が悪いので少し値段も高くなる。
だが類は友を呼ぶ。
質に対してわかってくれる人たちがこのお店に集まる。
そのお客さんの気持ちを裏切らないように
沼津産だから売るということは絶対にしない。
産地にはこだわらない。
さらにここではすぐにお肉は売らない。
まずお客さんとのコミュニケーションをする。
そしていつ、どういう料理をするかを聞く。
そして頭の中でイメージし、
カットする。
お客さんが買ってよかったと、悔しい思いをせずにすむことは
お店の責任という。
責任感、そしてコミュニケーションがあるからこそ
おいしいものにありつける。
その前には生産者がいて私たち(精肉店)がいる。
地域の生産者と精肉店がもっとコミュニケーションをとることができたらいい、とのこと。
牛山精肉店でコミュニケーションと
真摯な思いが食卓をおいしく彩ることを知った。
牛山ベーコンはLot.nでも買うことができる。
≪牛山精肉店≫
〒410-0833 沼津市三園町10-21
営業時間:9:00~19:00 火・水曜定休(祝日は営業)
TEL:055-932-7007 FAX:055-932-7010
アメリカ西海岸のサンディエゴにmisson bayという場所ある。
ここでは釣りをする人、散歩をする人、テニスをする人。
気持ち良い自然とともに自由に楽しんでいる。
オーナーの坪井さんは
幼いころに家族旅行で訪ねた時の印象を強く持ち、また行きたいと思った。
大学生になりもう一度訪ねたミッションベイ。
変わらずいい街だった。
そのいい街を沼津に重ね合わせ
我入道に“ミッションベイ”という新しいお店をオープンさせた。
もともと公認会計士の資格をアメリカで取得。
LA、そしてシリコンバレーで財務などの仕事をしていた坪井さん。
チャレンジすることを当たり前とするシリコンバレーの環境の中で何かしたいと考えていた。
そしてその場所で2005年にプロダクトデザイナーの弟と100percentを設立した。
一年後、東京に拠点を移し100percentは本格始動をする。
商品を展開していく中で倉庫が必要になった。
そして兼ねてから考えていた実店舗を持つことも実現させたいと思うようになる。
物流拠点、かつて西海岸で見たライフスタイルの提案の場。
その夢を実現させる場所として沼津を選んだ。
ここは東京の商談にも1時間ちょっとで向かう事もできる。
我入道にある倉庫を改装し
カフェと雑貨、家具などを販売。
倉庫の3分の2を占めている。
残りは事務所。
倉庫特有の広々とした非日常てきな空間に
黒板の壁や沼津の会社に作ってもらったパレットの棚、
そして選りすぐりのプロダクトたちが
なんとも気持ち良い空間を作り出している。
そんな中ひときわ目立つ壁がある。
“Seeing is Believing(見ることは信じること・百聞は一見にしかず)”
これこそがミッションベイの信念だ。
見て触る価値をつくりだす場所。
カフェで使用しているお皿やフォークやナイフはすべて販売をしている。
職人が一つ一つろくろ挽きをして作っているお皿だったりと
“こだわり”を実際に体感し、よかったら家に持ち帰ろう。
まさに“Seeing is Believing(百聞は一見にしかず)”
“わざわざ来てくれいているからこそ、ここじゃなきゃ買えないものを提供したい。”
プロダクトを担当する鈴木さん。
“ものづくりの僕らがやっている”
その強みが力を抜いていい商品を作り出せる。
100percentではサクラサクグラスなど日常の中の出来事を少し楽しくさせるプロダクトが多くある。
このプロダクトも使ってみて面白さや驚きがあるように
このショップに来て初めて感じるものがあるだろう。
今回もう一つの体感にカフェがある。
メインには“ダッチベイビー”というパンケーキ。
パンケーキの概念を覆すような驚き。
シンプルでどこか懐かしさのある味だ。
一歩、足を運んで体感してみると
今よりもう一歩面白い生活が待っている。
MissonBay(ミッションベイ)
10:00-20:00 (L.O.19:00/Drink のみ 19:30)
〒410-0823
静岡県 我入道 南条寺 69-1
TEL:055-946-6243