【2014年の記事です。現在は記事のサービスを施設で提供しておりません】
“海沿いをジョギングやウォーキングをした後に寄っていただけたらと思うんですけどね”
そう語るのは千本プラザの館長の重田輝夫さん。
千本プラザがオープンしたのは平成7年。
以降、子供から高齢者までが世代の垣根を越えて集い交流することができる世代交流の場として機能している。
松間からこぼれる光がやわらかくこの施設に射し込む。
コンサートも可能な音楽ホールや人数に応じて大きさを選べる会議室、軽運動室や音楽スタジオ、陶芸室などあらゆる用途に応じた施設を備えている。
その中でも隠れた人気が浴室である。
夏であれば千本浜で海水浴を楽しんだお客さんの利用などもあるそうだ。
海水浴以外にもジョギングの帰りやサイクリングなどのアウトドアスポーツの疲れを癒す場としても使えるのではないか、と重田さんは提案する。
本来、老人福祉センターとして位置づけられた施設だがその使い方は工夫次第である。
中学生以上の大人500円、子供300円と手ごろな利用料金というのも嬉しい。
利用時間は午前10時から午後4時まで。
寝湯・気泡湯・サウナも付いており公共施設としてはなかなか贅沢に作られたお風呂だ。
沼津の街中や港を観光、千本浜から富士山を見たそのついでにお風呂というのも悪くない。
沼津の中心市街地からそれほど遠くもなく、千本松原や富士山の景色を楽しむことができる立地。
知る人ぞ知る千本浜周辺の穴場スポットとしてこのお風呂を使わない手はない。
ほとんど沼津の住民しか利用しないであろうこのお風呂に地元の人を装って入浴する、そんな秘めた楽しみ方もできるのではないだろうか。
観光マップには載らない隠れた魅力、間違いなく沼津のコアな楽しみ方ができる場所である。
“いままでお風呂の取材に来る人なんていませんよ(笑)どなたでも利用できますから、大いにアピールしてください”
重田さんは笑顔でそう語る。
オープンから18年経つ千本プラザ。利用方法はまだまだ可能性がある。
≪千本プラザ≫
沼津市本字千本1910-206
TEL:055-962-3313
http://www.city.numazu.shizuoka.jp/kurashi/shisetsu/senbonplaza/