11月24日、県内で初となるクリテリウムの大会が清水町で行われた。
クリテリウムとは、他の交通を遮断して街中に作られた周回コースで行われる自転車のロードレースのこと。
清水町の町制50周年を記念して行われたこの大会。参加者は県内外から351名。
県内の参加者がおよそ7割。茨城、群馬、大阪など遠方からの参加者もいる。
会場になった卸団地には特設の周回コースが設けられた。
“卸団地地区と道路を使用してイベントをしようというのは長年の夢だったんです”
答えていただいたのは企画を担当した清水町役場の太田雅明さん。
当初は踊りのイベントであったり様々な企画があがったなか、
平坦でコンパクトな清水町の特徴を活かしたイベントとしてクリテリウムを行うに至ったそうだ。
レースは1周約930メートル。
ロードバイクを使用した本格的なロードレーサーの部以外にもママチャリの部や小さな子供を対象としたキックバイクの部などもあるため、参加した年齢は2歳から70歳までと幅広い。
“鉄道駅もない街ですし、自転車を使った街づくりのきっかけになればいいかなと思ってます”
スタート前、この日が来るのを待ちわびていたであろう参加者の笑顔でスタートラインは和やかなムード。
だが、レースが始まれば一気に真剣モードに切り替わる。
ロードバイクのスピード、迫力に観衆も驚きを隠せない。
普段の卸団地とは全く違った新鮮な風景、街中をロードバイクが走り抜けるその光景。
参加者も観衆も誰もが喜びに満ちた空気に包み込まれる。
“参加いただいた方からは好評いただいてますので、今後定期的に行えていけたらいいなと考えています”
レースの結果ではなく、参加することに喜びを感じる。
自転車が好きという共通の意識がここにはある。
“いい経験になりました。またチャレンジしたいです”
ロードレーサー男子一般の部に参加した裾野市の庄司浩将さんは笑顔でコメントしてくれた。
県内で初となるクリテリウムの大会。
街中を駆け抜けるロードバイクに魅了された一日だった。
地域の方々とふれ合う機会が(イベント)出来て本当に良かったです。
今後も継続的に開催してください。
出来れば地場産品の販売、ガレージセールなどの企画も合わせて実施してください。