朝5時から営業するおにぎり屋の想い

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“基本の丁寧に握るってことを大事にやってます”

沼津港から橋を渡り西伊豆の玄関口に朝5時から営業する松風軒がある。
手作りのおにぎり、から揚げ、お弁当など地元の人から観光客まで人気のお店だ。
種類豊富なおにぎりのなかでも、あじの干物やあしたか牛など地元食材が目を引く。
食材へのこだわり、人気の理由を二代目の浜村直洋さんに訊いた。

●浜村さんはお店を手伝うようになってどのくらいになるんですか?
「僕は高校卒業して大学に行ってそのまま東京で就職したんです。10年前に沼津に帰ってきたんです」

●サラリーマンだったんですか?
「そう、まあいろいろありますよね(笑)」

●じゃあ、東京から沼津に戻ってきて良かった点、気づいた点とかありますか?
「東京ってずっと抑圧されている感じじゃないですか?だから、住むところではないなと思ってたんです。
沼津に限らず、地方は人との繋がりもあるし、助け合いながら生きていけるところがいいと思うんです」

●なるほど。では、商品について伺いたいのですが、松風軒はあじの干物やあしたか牛など地元の素材にこだわっていらっしゃいますよね?
「そうですね。あじにしろ、あしたか牛にしろ、おにぎりとしてはわりと難しい素材なんです。
それでも地域のものを使って何か貢献できないかなと思って。
特殊な食材になると作るのが難しいので毎日はできないですけど、
土日は県外からいらっしゃるお客さんもいるので」

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●お客さんの層はどんな感じですか?
「90%以上は地元のお客さんです。観光のお客さんは決まった常連さんが多いですね。
東京方面からスキューバダイビングに来るお客さんとか毎週のようにいらっしゃいますね」

●地元のお客さんというと漁師さんも含めてですか?
「ですね。河岸も近いですし、港に来る業者さんとか、
漁師さんとかにもお弁当を運んだりして。
それで朝5時から営業してたりするんです。大工さんとか職人さんも昔は多かったですね。
今は24時間やってるお店も多いですけど、この時間からの営業は以前はとても喜ばれました」

●変わらないものはありますか?守っているものというか。
「働いてるおばちゃんたちはもう30年以上のベテランですからね(笑)
あと、おにぎりの大きさとかカタチとかそういった基本的なものは変えないようにしてます。
来てくれるお客さんも変わらないですね。
誠実にやるっていうことですよね、真心込めて、丁寧に握るってことを大事にやってます」

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●沼津自慢フェスタにだされる“あじ干物茶塩むすび”について教えていただけますか?
「おにぎりが三角形なので富士山をイメージして、抹茶塩をかけたんです。
あじが海の幸、お茶が山の幸。駿河湾とか愛鷹山の恵みを表現したかったんです。」

●自慢フェスタには去年から参加されてますが……
「あんなかっこいいことできるんだなって思いました(笑)」

●沼津の本気を見ましたね!オシャレにまとまるなと……
「そうですよね(笑)ああやってバーテンダーさんが並ぶと壮観ですよね。
もうどこに出しても恥ずかしくないイベントです。
あと、何のためにやっているのか言わなくてもみんなわかってる!
だから、去年初めて参加してみてこれはすごいなと思いましたもんね。
お酒が入ったイベントであれだけ整然としているのはすごいですよ」

●そうですね。同じ時間、空間を共有してるというのがあるかもしれませんね。
では、最後に自慢フェスタについて意気込みを。
「いつも通りのことをやって、お客様に楽しんでいただけるのが一番だと思います。
すばらしい雰囲気の一部になるように自分たちもきちっとした商品を提供するということですね。
出店している側も楽しくなるようなイベントなので参加できることをうれしく思います」

昨年の自慢フェスタでは早々に売り切れてしまった“あじ干物茶塩むすび”。
ひとつひとつ誠実に作られたおにぎりを食べ逃さないよう、
少しだけ早めに来場するのもありではないだろうか。

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松風軒 本店
静岡県沼津市上香貫三園町1377-5
電話:055-932-2493

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