庭マルシェ

黄瀬川のほとりの住宅街にたたずむweekend books。
古本を置くこのお店では現在、庭マルシェ〜五つの庭をめぐる旅 〜が行われている。

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扉を開けると、晩秋の晴れた日の庭を思い出すゆったりとした時間が流れていた。
まず目の前に現れたのはガーデンデザイナー 高橋さゆりさんがつくられた世界。
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本を読みながら紅茶を飲み焼き菓子を食べたくなる。

高橋さゆりさんは伊豆の国市在住で、本年度 西武ドームで行われた国際バラとガーデニングショー奨励賞を受賞されたりと全国でも活躍される。

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他にもガーデンプロデューサー 空間工房 鈴 の鈴木さん、造園家 晴照造園の大矢健晴さん、花屋のgivernyさん、造形作家のheck.haruさんなどの作品や空間によって五つの庭の世界がつくりだされる。

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展示室をくぐるとgiverny(ジヴェルニー)さんの表現する庭の中に。
その空間はカナダの森を思い出した。

ちょうどジヴェルニーの三保さんが落ち葉をまいてメンテナンスをしていた。
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この空間は落ち葉、流木など死んでしまった生き物と生きている植物を混合して作品をつくったそうだ。
「生」と「死」がまわっている世界。
生きていることの「今」を感じられる。

こうやって踏んで落ち葉から出る音を楽しんで、この空間を感じてほしい。
と楽しみ方を笑顔で教えてくれた。
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懐かしい異国の森を連想させたが、使われている物は身近にあるもの、海で拾った木だったり山からの落ち葉だったり、そして家の倉庫にあったものも。
三保さんのひいおじいさんは庭師っだったそうで、かつて使われていた道具も存在感を持ってそして自然な感じに飾られていた。

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とても秋らしい、そして懐かしさを感じるこれらの空間、そして全体の雰囲気は写真ではなく、ぜひとも足を運んで感じて頂きたい。

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「ずっとここにいたいね」
お客さんがそう話していた。
心地のいい空間の余韻を自宅に持っていくために今の気持ちで本を選ぶ。
旅の本、庭の本、料理の本・・・

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店主の高松さんは昨年12月にこの企画をしたいと思い、半年前から準備をすすめていった。
映像や本に出てくる素敵なお庭の空間を、本のあるこの空間で再現したかったそうだ。

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本は雑貨の物語、食の物語、素敵な庭や景色をきりとったもの。
こうして、本のような素敵なモノをきりとった空間を楽しんで頂き、本にももっと親しみをもってほしいと、やさしく語られた。

この企画は10月28日まで行われている。
次の企画は11月24日から ヨーロッパの古いものがあつまる“古ものマルシェ”が行われる。

weekendbooksは本の世界をまた新しい形でライフスタイルに提案してくれる。
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庭マルシェ 〜五つの庭をめぐる旅 〜
10月25日(金)〜28日(月)
10時〜16時

weekendbooks
古本・CD・雑貨・焼き菓子  
〒410-0022 静岡県沼津市大岡509-1 
055-951-4102 10:00~16:00 
水 木曜定休 
http://www.weekendbooks.jp/

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