農家に生まれて~静岡ACT~

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ネオパーサ駿河湾沼津のすぐ下のビニールハウスで花の苗を育てている一軒の農家。
駿河湾を一望するロケーションでインタビューに答えていただいたのは大村園芸の大村篤行さん。
農家に生まれ、農業高校に通い、それ以降農業の担い手として花苗を育ててきた。
大村さんのような若い農業の担い手が集まるコミュニティがある。

12.15農林まつり①

静岡ACTと名付けられたこのコミュニティは沼津や三島といった県東部や伊豆の35歳以下の若い農家の集まりで現在は13名のメンバーが活動している。名前やメンバーを変えて10年以上続いているそうだ。
主な活動内容としては各地のイベントに出店して農産物の販売を行ったり、それに合わせて新しい商品の開発などもあるが、メインは月に一度行われる定例会での情報交換だと大村さんは言う。

“お互いに同じ悩みを抱えていたりしますから、集まってただお酒を飲んでいるだけでも励みになりますね”

農家に生まれて、親と共に働く、そこには悩みも多くあるという。
会社勤めとは違い、同僚と呼べる人間もいない。どちらかと言えば閉鎖的になる人間関係だからこそ静岡ACTのような人の繋がりが重要になってくる。

9.13定例会(試食検討)①

また、イベントに出店することにより普段はできない対面販売をできることが刺激になるそうだ。

“消費者の方に直接販売できるのはやっぱり楽しいですよね。農業をやっていて一番うれしいのは美味しいとか感想を直接聞いたときですからね”

花苗やお茶など生産する品目こそ違えども消費者の手に直接届ける喜びは一緒だ。
生産から販売まで関わることによって得られる充実感。
自分の仕事が社会のためになっていると感じることのできる瞬間は何よりも得難い喜びである。

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そんな静岡ACTは3月16日に行われるKANOGAWA LOCAL MARKETにも出店する。
販売するのはお茶や花苗、みかんや無農薬のレモンなど。次に食べた物を甘く感じさせるというミラクルフルーツも販売される。
この機会に未来を担う若手農家の情熱を体感していただきたい。

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