2001年新潟で“家具”の道を学び、
2006年富山へ場所を移し家具作りを続け
今年の1月末に伊豆の地で独立を果たした和田家具の和田大さん。
もともと神奈川県出身の和田さん。
大学中に、ものづくりができるところと出会った。
大学を卒業後、ずっと好きだったものづくりをするために2001年新潟へ。
そもそも“ものづくり”が好きな理由、
“職業にしていたわけじゃないんだけど、両親がものづくりが好きで。
このニット帽は母が作ってくれたものなんです。
この網、今はネットがないんですが父が作ってくれた網なんです”
大切そうにご両親がつくってくれたものを見せてくれた。
丁寧につくられた物に囲まれ
日曜大工や手芸など作ることの楽しさを間近で見続けた結果、家具を作ることを職業にした。
和田家具の家具はとてもきれいに木の木目が出ていたり、気持ちいい木の感触だったり
実は木の廃材を利用して荒々しく力強い作品があったりと様々だ。
こだわりというか、その木に対する想いでいろいろな形に変えていくように感じた。
今後は天城の間伐材も使用していきたいとのこと。
地域の木を使用しながら作っていく家具。
それは3県(出身の神奈川県を入れれば4県)を移住してきた和田さんの想いもある。
ものづくりができることを見つけた新潟。
その新潟で使用していた木材が岐阜や富山だったので、付き合いのあった材木屋さんの手助けもあり富山で工房を開くことにした。
木の近くで制作をするために。
富山に移動してからは材木が手に入りやすくなった。
そのうち実家の神奈川県の近くに工房を移動しようということになった。
いくつか候補はあったが新潟の時に同僚だった有城 利博さん(ありしろ道具店)の勧めもあり伊豆へ。
昔からの知り合いがいること、協力してくれる材木屋があり工場を持つことができることなどが重なり移住を決めた。
伊豆の真ん中にある工場。
道路から脇道に進んでいくとある。
山に囲まれ、思わず深呼吸したくなる。
工場の中にはいくつかの工具と材料の気がある。
ピーンと冷たい空気充満している工場には音楽が流れる。
その横にある部屋にはだるまストーブ。
机仕事や休憩をするスペースのようだ。
こんな気持ちの良いところで生まれた家具たち。
最近ご結婚されたばかりだという和田さん。
奥様は富山県生まれの富山育ち。
日本海の海と山に囲まれた富山。
少し静岡にも似ているところがあると感じたよう。
木にも柔軟に対応しいろんなインスピレーションを受けてつくられる和田家具。
そんな和田家具は新しい土地で夫婦の新生活とともに成長していく。
進化も楽しみな家具だ。
1月15日(水)までロットンで受注販売と木製雑貨の販売を行っている。
たまに作品がかわるので要チェックだ。
また12月7日(土)8日(日)にはロットンで
和田家具“木で木のかたちをつくろう”が開催される。
一枚一枚木を選べるのプラス、今回は特別にハンナコテで絵を描くことができる。
●日時:
12月7日(日)1回目:10:30~2回目:13:00~
12月8日(日)1回目:13:00~2回目:17:00~
●所要時間:約1時間
●場所:ロットンコミュニティースペース
●定員:各回15名 ※先着順となりますのでご予約をお勧めします。
●参加費:2000円
お申し込みはお電話、店頭、HPで→http://lotn.jp/(希望日のカレンダーにあるタイトルをクリックしてください)
≪和田家具≫
静岡県伊豆市上船原521-1
TEL:0558-87-0470
http://wadakagu.com/index.html
プロフィール
1979 東京生まれ
2001 新潟県糸魚川市にある
原木家具の”祭り屋木材”に入社
2006 富山県砺波市”わだ家具”として独立
2013 静岡県伊豆市へ工房移転