沼津のとあるBarを訪ねて沼津駅から10分ほど歩き大岡地区の住宅地に入っていく。
そこに一軒の家がある。
以前は外車を売っているお店の事務所だったところ。
中に入ってみると
アメリカンスタイルな店内。
カウンターとテーブル席がある。
奥にはDJブースも。
開店前。オーナーの金刺さんは快く出迎えてくれた。
ラジオステーションと名付けられたバーは開店してから19年経つ。
オーセンティックなバーではなく
アンダーグランドなバー。
アンダーグランドといっても
クオリティーは約束されている。
ただ、いい意味で悪いヤツというか個性が強く
オーナーのスタイルを全面に感じられる。
そんなバーをアンダーグラウンドと金刺さんは呼ぶ。
たとえば、音楽通だったり、釣りのことをよく知っていたり。
金刺さんはディスコなどがどんどんなくなっていく中で
音楽を聴ける場所を作りたい。そこにはお酒もほしい。
そういう思いからバーをやることにした。
さらにいろんな近辺情報をつたえたいとういうことで
名前は「ラジオステーション」とした。
ちょっとラフなところで勉強してオーセンティックなバーにいくのもよい。
そんなきっかけにもなるバー。
「バーをデートコースで使い分けていく感覚。
“今日はオーセンティックに。
今日はちょっとラフに。”
なんてファッションのようにバーを使わけてほしい」
と金刺さんは言う。
この感覚、かつてバーで出会った先輩たちに教わったそう。
「日によって、週によってバーを選んでもらって
その選択肢であり続けられるようなお店でありたい」
そして、そこにたまたま居合わせた人とのコミュニケーションが生まれる。
ふと気付けば隣のお客さんとも合流なんてことも。
その中ですっとほかのお客さんに目を配る。
バーテンダーは絶妙なバランスで
お店の空気を作り出す。その安心感もラジオステーションにはある。
オシャレをするようにバーを選ぶことをスタイルとする金指さん、
「いろんなバーに顔を出してほしい」
その言葉のとおり、自分のお店以外にもここがいいよと何件も話してくれた。
バーテンダーによって、同じカクテルでも味が違う。
一日一日ライブのような感覚で
その時しか味わえない時間を過ごせる場所。
一期一会にプラスα。
ちょっとラフなアンダーグラウンドだからこそ。
≪ラジオステーション≫
静岡県 沼津市大岡1705-11
定休日:火曜日
tel:055-951-6338
会いに行くよ!(^o^)丿♡