【2014年の記事です。】
富士山と駿河湾を横目に車を走らす。
沼津の街から30分ほど走ると、のどかな漁村風景が広がる。
昼時この景色を見ていると無性においしい魚が食べたくなる。
淡島のちょうど真ん前にある磯料理屋“磯料理伊豆海”に入ってみた。
40年以上続くこのお店。
今は2代目のお父さんと一緒に
3代目の伊海正利さんがお店を仕切っている。
車で三津浜は約5分、内浦漁港は約10分という新鮮な魚が手に入る好立地。
看板メニューのおまかせ丼はその日に仕入れた魚によって変わる。
金目鯛の煮つけも人気だ。
7年前から通っている地元三島のお客さんは毎回金目鯛の煮つけを食べるそう。
アジの養殖をしている内浦漁港から仕入れたアジのたたき定食はアジの新鮮さが伝わる。
立地条件から、釣りやダイビングに来た人、観光客も多く来るとのこと。
“ダイバーさんはよくいらっしゃいますよ。刺身定食の上を食べてきますね”
刺身定食並みでこのボリューム。上を食べていくのも分かる。
定食につくあら汁も魚がしっかりと入っていて食べごたえがある。
カニ汁も人気だそう。
この他、山かけ丼や生シラスなどその時旬の海の幸をシンプルに味わえる品が並ぶ。
守り続けられた料理はもちろん時々新メニューを増やしたりもしているそう。
“海がきれいで自然が多い。そこがいいところですね”
小さい時からこの地で生まれ育った正利さん。
口数が多い方ではない正利さんらしいシンプルな答えには
シンプルに海の幸を楽しむことが出来る“伊豆海”そのものに感じた。
4~6人が座れる座敷席とテーブル席はファミリーにも向いている。
落ち着いた雰囲気と、家庭的なアットホームな雰囲気が心地よい。
猟師町に来た感じを味わうことが出来る店内だ。
家族総出で店を切り盛りする姿、ひとなつっこい娘さんもかわいい。
美味しい旬の魚をしっかりと味わえる場所、
そしてどこか懐かしい場所は地元の人にもダイバーや釣り人にも愛される場所だ。
≪磯料理伊豆海≫
沼津市内浦重寺18
TEL:055-943-2020
●営業時間
[月~金]
11:00~14:30
17:00~19:00
[土・日・祝]
11:00~18:00
●定休日:月曜の夜、火曜日(祝日の場合営業)