各メディアでもおなじみとなった
沼津ご当地ソングを歌うミュージシャン、飯田徳孝さん。
飯田さんの抜群の歌唱力とわすれられないメロディー、そして沼津港のいろんなものが含まれた歌詞。
この絶妙なバランスがたまらない。
ニュースからお笑い番組まで全国のメディアに取り上げられ今や全国区。
各地から飯田さん目当てに沼津港に来る人もいるほどの人気ぶりだ。
飯田さんは昔、ミュージシャンを目指していた頃もあったが
うまくはいかず会社員として働いていた。
転職した先が、ここ沼津魚仲買共同組合。
沼津魚仲買協同組合は沼津港の仲買人が中心となりできた組織。
組合事業として、保冷容器の開発・供給、冷蔵庫保管、トラック輸送協約等を行い、
仲買人の流通業務を支えている。
また、新鮮館や旬彩街など沼津港を中心とした港湾再開発プロジェクト等にも積極的に取り組んでいる。
ここで経理として働く飯田さん。
だが経理だけにとどまらない。
魚のことなど何も知らない飯田さんに
色々と親切に教えてくれたのが組合や商店街のみなさん。
温かく迎えてくれたみなさんとのつながりを大切に、
そして恩返ししたいという気持ちが
得意の「音楽」と結びつき、ご当地ソングが生まれた。
一番最初にできた、「BIG BOX~沼津ひものの歌~」は
当初ひもの屋にたえずおいていたそうだ。
干物と一緒にCDをプレゼントしていた。
喜んでくれる人もいたが、そうでない人もいたそう。
だけど、自分には歌しかないと頑張って続けてた。
今も変わらず店先においてある。
ご飯やお土産を買った後、通りかかった時
自由に持ち帰れるように。
さらに、隅々まで沼津港を楽しんでもらいたい
その想いから、今は旬彩街の各店においてある。
配布しているCDは
すべて飯田さんの手作業。
1枚1枚音源を入れたCD、コンビニのコピーで印刷したジャケット、
歌詞カードまで自らホッチキスでとめている。
これほどにも手間暇をかけてつくられたCDからは飯田さんの熱い思いが伝わってくる。
少しでも気軽に、得した気分でお土産にしてほしい。という気持ちで
今までずっと無料で配ってきたCD。
現在はベスト盤が店先に並ぶ。
こちらももちろん無料。
「沼津だけが元気になるんじゃなくて、沼津から全国を元気にしたい。
なのでまだまだ歌います!」
と飯田さん。
今やいろいろなところから依頼もくるそう。
自分の夢をかなえながら、周りの人たちに支えられながら
飯田さんらしいこの町への恩返し。
これからも楽しみです。
飯田さんのライブ風景はこちら