Author Archives: 野中

心が豊かになる空間を~アルゴンキン店~

川沿いに並ぶ住宅の中に緑の多い門構えのお家?と思ってしまいそうな一軒家。
そこがCafe & handcrafts アルゴンキン店。
バーナーガラス作家、高山あす香さんが一人で切り盛りしているガラス工房を併設した小さなカフェだ。
靴を脱いで店内へ入るというなんだか友達のところに遊びに来たような感覚で寛ぐことができる空間が広がっている。

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川からはじまる一日~狩野川カヤック~

朝焼け御成橋
寒さで朝起きるのがつらくなるこの季節、エイっと思い切って布団からでる。
まだ薄暗いなか準備し始めると空が明るくなってくる。
夏だとこの時間ではかなり明るくなっているが
冬というこの季節だからこそ、この時間に味わえる朝焼け。
太陽が昇るにつれて空の色、雲の色、水面の色が刻々と変わっていく
この色のグラデーションは何度見ても飽きることがない。

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約2時間のトレッキング~大平山~

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“週末はみんなで山に行こうか”

気軽にトレッキングに行けるのは沼津ならではの利点。
今回は山登り初心者にも練習になるよう短時間で登れる大平山(おおひらやま)を選んだ。
沼津アルプスの最も南に位置する標高356mの低山だ。

沼津アルプス標高MAP

短時間だが、グイっと急斜面を登り絶景を楽しめる。
休憩を考えなければ2時間ほどで、登って下山できるコース。

バスで向かうのがおすすめだ。
沼津駅からバス停7番多比(たび)方面行き。15分置きにバスが出る。

大平山ルート-01

25分ほどで多比停留所に着く。
下車し停留所から少し引き返したところに多比口峠登り口の小さな目印が現われる。

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多比口峠登り口から登り口まで20分ほど舗装された道を歩く。

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大平山トレッキングの装備として落ち葉で滑りやすくなっていたりするので
足元はしっかりとした靴がおすすめだ。
膝が弱い方や山登りに慣れていない方にはストックやステッキがあると
体にかかる負担が軽くなる。

初めての山登りで専門店へ行って高価な装備を揃えるのではなく、
まずは自分が持っているものからポリエステルやジャージなどの
動きやすくて汗をかいても乾きやすい服を選んでみる。
そして実際に山に登って必要な物を揃えていくのをお勧めする。

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落ち葉で覆われた山道へ入っていく。
歩くたびカサカサと乾いた落ち葉の気持ちのよい音が鳴る。
ところどころ土を掘り返したあとがある
イノシシが掘った後だ。
イノシシは植物の根、ミミズなどが大好物で土を掘って探す。

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しばらく歩いていると木の実を見つけて盛り上がる
どんぐり、栗、カラスウリなど色んな木の実が落ちている。
「リースの飾りにしようかな」という声。
自然からの刺激で想像したり何か作ってみたくなったり
自分の中から様々な思いが芽生えてくる。

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山道から20分程で鷲頭山方面と大平山方面への分岐点に着く。

大平山山頂を目指し尾根道を歩く。
先ほど歩いてきた道とは違って
手をついて這い上がらなければならない坂道も現れる。

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木々の間から右手には静浦の海が見え左手には大平の町並みが見渡せる。

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ずっとこの坂が続くのかと少し弱音を吐いてしまいそうになった所で
ちょうど山頂に到着!

お楽しみのお昼ごはん。

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今日は鍋、フライパン、ガスバーナー、食材、水など
ある程度人数がいると荷物を分散して色んな物を持ってくることができる。

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カレーを温め、黒はんぺんを焼き
お湯を沸かしちゃんと出汁パックでお出汁をとってお味噌汁を作る。
具は青さのりだけのシンプルだけど香りが良くて本当においしい。

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街中でお店に集まりランチをするのも楽しいけれど
自分たちの足で目的地に行き
自分たちの手で簡単なものだけど作って食べる。
街の中では味合うことの出来ない雰囲気。

お腹がいっぱいに、心も楽しさでいっぱいになった頃、下山開始。
“あれ?もう分岐点に着いたの?”と
大平山山頂から15分もしないうちに分岐地点を通過にみんな驚く
下りは登りとは違って自然に足が進んでいく。

帰りのバスは休日のみ沼津港経由の便もあるので、バスの時間を確認して港で買い物というプランもおすすめだ。
http://www.izuhakone.co.jp/bus/search/timetable/route/route019.php

外から帰ってきてからも大人の外遊びの続きがある。
山からちょっといただいてきた木の実のお土産、
この木の実は本来、山に住んでいる者たちのものなので少しだけ頂く。
今回はどんぐり一粒をピンの飾りに付けてみた。
これからの季節、ニット帽やストールなどに活躍しそう。
付けているとちょっとウキウキしてしまう。

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何も手を加えなくても花のアレンジメントの周りや
ただ器に木の実を並べるだけでも、季節のディスプレイとして楽しめる。

山にあった季節のモノを生活の一部にさりげなく取り入れる。
大人になっての外遊びは、生活のなかに心地よい余韻を残す。

狐の嫁入り行列 2013

現在上土にある上土朝日稲荷神社は、1579年武田勝頼により築城された三枚橋城築城のとき、城地守護のために城内に稲荷・天神社を祭ったのがはじまり。

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その後廃城となり転々と所在を変え現在地に鎮座された。
江戸時代に入って稲荷が商売の神ともなり、上土商店街の商店主にとって生活に溶け込む神社となった。

そんな神社をもとに作られたお話がある。
『朝日稲荷と嫁入り船』

我入道の漁師とみなとで出会った娘の恋が実る話。
朝日稲荷の神様が結婚へと導く。

そんな物語を今年も再現し、10月6日にきつねの嫁入り行列が行われた。
集まった人々は次々と狐に変身をしていく。
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狐の嫁入りといえば天気雨、前日の天気が悪く心配していた。しかし当日は晴れ、気温は30度と汗をかくほどの陽気。風が強かったが不思議と我入道から花嫁さんが渡し船で上がってくるときは風が止み富士山まで顔を見せていた。

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大人も子供も外国の方もみんな狐顔、この狐化粧をしてもらうだけで独特なこの狐の嫁入りの雰囲気に溶け込んでしまう。
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おとぎ話のようなこの奇習、ただ見ているだけではもったいない。
自分自身も狐化粧をして参列して初めて感じる一体感。

通りすがりの人でもメイクをしてくれ、誰でも気軽に参加ができた。

この運営は商店街の振興組合、おかみさん会、稲荷会、自治会、こども会、リバーサイドホテルと様々な地域の団体がサポートし、誰でも参加しやすい催しとなっている。

これは、多くの方に楽しんでもらいたいという上土商店街の人々のおもてなしの文化の表れのようだ。

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今年も沼津港、上土商店街、仲見世商店街と行列し、稲荷神社で式を行い、最後にリバーサイドホテルのケーキカットにより、花嫁花婿は多くの人々によって祝福された。

まだ狐の嫁入り行列に参列したことのない方、是非来年は狐になりきってこの不思議な空気を味わってほしい。

そしてまた来年もまた結婚をされる方を募集するようだ。

こうしてイベントは毎年続き、この笑顔が溢れる一体感は地域の魅力、そして文化となっていく。
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